「クロモリロードバイク」の「速い人」など存在するのだろうか?カーボン全盛期の今、時代遅れの「クロモリロード」でレースに出ても良いのだろうか?勝算はあるのだろうか?どうすれば「クロモリロード」で速く走れるようになれるのだろうか?では、クロモリロードバイクの何が良いのだろうか?性能を考えたら「カーボンロード」一択では無いのだろうか?これらの疑問をブログにまとめておきます。
クロモリロードではカーボンロードバイクに性能面で勝てない
結論から先に書くと、性能面では「クロモリロード」では「カーボンロード」には勝てません。
単純に公式レースで「クロモリロード」で出場しているプロ選手などほぼ存在しない事で証明されてしまいます。「乗り心地」「重量」「疲労蓄積」「力の伝導率」どれを取っても「カーボンロード」が優れています。ちょっとググると性能比較されているサイトがいくつも見つかります。
レースで勝ちたければ「カーボンロード」一択
レースとはレースのルール内で競技して優劣を競うものである。だからルール内で有利な道具を使う方が勝つ可能性が上がるのは当然で「カーボンロード」を使う方が合理的です。
プロレーサーが「クロモリロード」でレースに出るのだとしたら疑問を感じます。「スポンサー付いてるんだろ?企業利益のために走ってるんだろ?勝てる手段を全て試して1mmでも勝利に近づこうとしろよ!」と思います。
でも趣味でレースに出るなら、自分のトレーニング結果をレースで体験して楽しめばOKです。
ただ「時代遅れのクロモリがレースに出ている」と人を小馬鹿にして喜ぶ人は少なからず世の中に存在するのでご注意下さい。何かしらのコンプレックスがある人なのだと推測します。
趣味の「週末ライダー」程度なら大差無し
趣味で乗っている「週末サイクリスト」程度が「クロモリロード」に乗ろうが「カーボンロード」に乗ろうが大差ありません。
クロモリロードの「速い人」とは?
週末ライダー程度だと「エンジン」である「本人の能力値」が大きく影響します。よく鍛えられたローディに、ザコが何に乗っても太刀打ちできない訳であります。
あと「クロモリロード」や「カーボンロード」と言ってもピンキリです。入門カーボンロードにカスタマイズしたクロモリロードであれば性能面で対抗できる可能性もあります。
ロードバイク性能はフレームだけで出来ている訳ではありません。パーツをカスタマイズする事で「クロモリロード」の性能アップを図ることが可能です。
速い人になるシリーズの過去記事もよければ下記からどうぞ!
改造されたクロモリロードは「ややチート」
重たく、無骨で、時代遅れの「クロモリロードバイク」を自分好みにカスタマイズする事は楽しい。そして改造された「クロモリロード」バイクは「ややチート級」の走りが可能となります。
私がほぼノーマルで走っていたら、弟が改造に明け暮れて、いつしか私が後ろに付いていくのもシンドクなるくらい速くなってしまいました。仕方なく私も改造したら「こんなに違うのか!」と改造後の変化に驚きました。
また、自分でカスタマイズしていく事で自転車のパーツの知識や構造についても知る事ができ、愛情が湧きます。
カスタマイズは消耗品交換時にちょっと良い物に交換していく事から入って、次第に沼にハマって行き、気が付いたら全てのパーツが交換されるのが一般的です。結果、フレームを買えばもう1台作れてしまう事になります。
俺もクロモリロードの速い人になれるでしょうか!?
うむ。改造だ!
合理的に不合理!
「カーボンロードバイク」よりも合理的に考えれば「電動自転車」の方が楽で快適です。「カーボンロードバイク」だって、すぐに新しい技術に上書きされるかも知れません。そしたら、カーボンロード派の人達の多くは恐らく「その新しい技術の何か」に乗るでしょう。それはそれでOKです。
最先端技術のロードバイクに乗るのが一番速く走れて合理的です。
でも「技術の進歩」や「時代の流れ」を無視した「クロモリロードバイク」に乗るの人がいるのは何故でしょうか?ロードバイクの奥深さはその答えの中にあるのかも知れません。
お金で買える満足はたかが知れています。
物を買った喜びは瞬間的ですが、経験や体験を買った喜びは長期的だと言われています。
例えば、全てがお金で買える「旅」があったとして、それがあなたの「宝」になり得るでしょうか?忘れられない「思い出」になり得るでしょうか?努力して、苦心して、掴み取る「旅」の方が楽しくは無いでしょうか?
そして、その「旅」の相棒にあなたは何を望みますか?
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