ロングライド用のタイヤおすすめ(ロードバイク用)

自転車 装備備品

ロードバイクの「ロングライド用のタイヤ」のお勧め品についてまとめておきます。まず、ロングライドに求められるタイヤ性能については「耐パンク性」「耐久性」「乗り心地」「軽さ」が挙げられます。そして「値段が安いこと」も考慮しておすすめ品を選定したいと思います。

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ロングライド用タイヤがおすすめな理由

レースに出場用のタイヤを選ぶなら軽くてグリップ力があり耐久性は犠牲にします。そして、お金をケチらないで高価なタイヤを買うことになります。しかし、一般的な「ツーリング」や「街乗り」に使うタイヤであれば「ロングライド用」のタイヤを購入しておけば、ほぼ間違いありません。なぜならロングライド用のタイヤは「耐パンク性」「耐久性」「乗り心地」「軽さ」のバランスが良いからです。

ロングライド用タイヤの特徴とは?

ロングライド用のタイヤは「耐パンク性」「耐久性」「乗り心地」「軽さ」のバランスが良い

なぜロードバイクにおいてタイヤが重要か?

タイヤは路面に直接接触する部分で乗り心地に重大な影響を与えます。タイヤによる抵抗が減れば転がりが良くなります。グリップ力が良くなれば制動にも影響します。クッション性能が高まればロングライドによる疲れが減ります。それなのにホイールやコンポ程に価格は高額ではありません。つまり、タイヤ交換でコストパフォーマンス良く自転車性能を向上させることが可能なのです!

タイヤ交換で影響することとは?

低コストで「抵抗」「グリップ力」「クッション性」の性能アップできる!

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エントリーモデルのタイヤは何?

エントリーモデルのロードバイクには安価なタイヤが取り付けられている場合が多いです。自分の購入したカラミータもよくよく調べてみたら「KENDA(ケンダ)」という台湾製の安いタイヤが付いていました。

悪いとは言いませんが、普通の街乗り用タイヤです。このタイヤを交換したらきっと乗り心地が良くなるだろうなぁとは思っていましたが勿体ないので交換必要となる時期まで消耗してから交換することにしていました。そして、いよいよ交換時期が来たという訳です。

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エントリーモデルのロードバイクに乗っている方は自分の自転車についているタイヤが何なのか一度調べておくことをお勧めします。すぐに交換するしないは別として、性能向上を図れる余地があります。

エントリーモデルの特徴は?

購入時からついているタイヤは安いタイヤが着いている場合が多い。
交換すると、性能アップが期待できる。

タイヤ交換は簡単

タイヤ交換は自転車メンテナンスの基礎です。特殊な工具も必要ありません。空気入れとタイヤレバーがあれば出来てしまいます。パンク修理の延長です。そのためロードバイクのカスタマイズ初心者にもお勧めです。カスタマイズするなら、まずはタイヤ交換からです。

タイヤ交換は簡単?

タイヤ交換は簡単なので、最初のカスタマイズに最適!

23C?25C?どっちがおすすめ?

ロードバイクのタイヤの規格では、一般的に使われているのが700×23cのタイプです。自分の乗っているカラミータに最初からついていたタイヤも700×23cです。しかし、調べてみるとツール・ド・フランスなどに参戦する選手のほとんどが700×25cのタイヤを使っているというではありませんか!どっちが良いのか!?

小難しいデータで解説しているサイトなどありますが、実際の所良く分かりません。23cが良いという人もいますし、25cが良いと言う人もいます。最終的には好きな方を使えば良いという結論に至りますが大まかにその特徴をまとめておきます。

23cと25cタイヤ比較表

 700×23c700×25c
重量軽い〇重い△
転がり抵抗大きい△小さい〇
ヒルクライム有利〇不利△
Stop&Go有利〇不利△
溝・段差不利△有利〇
平坦不利△有利〇
振動多い△少ない〇

25cの方が空気量が多くなるので振動吸収率も多くなってロングライドでは有利です。転がり抵抗も25cのタイヤの方が小さいと言われています。ただ、ストップアンドゴーが多いのであれば、23cの方が重量が軽く有利です。重量が軽いのでヒルクライムでも23cの方が有利です。これらを総合的に判断して好きな方を選ぶことになります。

基本的には、空気量が多く振動吸収率が高い25cがロングライド向きです。

25c 23c ?

23C=「体重の軽い人」「ヒルクライマー」「信号多い所を走る人」
25C=「ロングライド」「最近の主流」

23cのタイヤがついていたホイールに25cのタイヤを取付できるのか?

700×23cのタイヤがついていたホイールに25cのタイヤを取付できるのか?という疑問が生じます。調べてみたところ、リム幅(リムの内径)が13~16mmであれば25cタイヤの取付が可能とのことでした。タイヤとチューブを外してノギスで測る必要があります。ただ、大抵の場合は25cに交換可能なようです。

あとはチューブが23c専用のチューブを使用していたら、25cまで対応のチューブに変更必要となります。

タイヤ重量について

自転車の「車輪重量」が軽量化されると走りに直接影響します。ペダリングによる力で車輪を回しているので、その回すべき重量が減ればペダリングも軽くなると言う理屈です。

自転車でホイールを交換すると走りに違いがでると言われている要因の1つです。そして、車輪の外周部にあたるタイヤの重量も非常に重要な訳です。特に「ヒルクライム」や「走り出し」などは容易に体感できる程の違いが出てきます。

「チューブラー」「チューブレス」「クリンチャー」

タイヤの種類は3種類あります。普通は「クリンチャータイヤ」を使用します。

種類特徴
チューブラータイヤチューブが縫い込まれたタイヤをリムセメントという接着剤でホイールに張り付けるタイプのタイヤです。軽量性に優れてプロのレーサーが使用するタイヤです。パンクすると使い捨てになる事が多くコストは割高になります。
チューブレスタイヤチューブを使わずにタイヤのビードを直接ホイールリムに密着させるタイプのタイヤです。自動車のタイヤと同じ構造です。パンクした場合には、チューブを入れて使うことも可能です。ただタイヤへの取付けが難しいのがデメリットです。
クリンチャータイヤチューブを入れてホイールのリムにはめる一般的なタイヤです。迷ったらクリンチャータイヤを選べばOkです。出先でのパンク修理もし易くコスパも良くお勧めです。普通はこれを使います。

パナレーサー タイヤ RACE A EVO4 (オールラウンド)

日本メーカーである「パナレーサー」のタイヤは人気です。そのパナレーサーのタイヤでロングライド向けにおすすめしたいのは「RACE(レース)EVOシリーズ」です。

2019年に4年ぶりに更新がありEVO3からEVO4に刷新されました。EVO3から転がり抵抗10%軽減、グリップ性能20%向上しています。

RACE A EVO4」「RACE D EVO4」「RACE C EVO4」の三種類があります。

Panaracer公式サイトより引用(クリックすると公式サイトへリンク)

3種類の中で、オールラウンドに使える「RACE A EVO4」がお勧めです。ちなみに「A」は「オールラウンド」を表します。「耐久性」「耐パンク性」にも優れていて最もバランスが取れたタイヤです。迷ったらこのタイヤにしておけば間違いないです。

あと注意点としては23C、25C、28Cのサイズを間違わずに購入しましょう。

パナレーサー タイヤ RACE D EVO4 (タフさ重視)

RACE EVOシリーズは、他に「RACE D EVO4」もあります。「D」はDURO(デューロ)、つまり「タフ」なタイヤを表します。「乗り心地」「転がり抵抗」を犠牲にして「耐パンク性能」に特化しています。そのため「RACE D EVO4」は「通勤・通学・ロングライド」などの用途におすすめです。

RACE EVO4 シリーズ 25Cで比較重量
RACE D EVO4 25C240g
RACE A EVO4 25C
クリンチャータイヤ
230g
RACE C EVO4 26C
※25Cが無いので26Cで比較
220g
RACE EVO4 シリーズ 23Cで比較重量
RACE D EVO4 23C220g
RACE A EVO4 23C
クリンチャータイヤ
200g
RACE C EVO4 23C200g

タフさを要求するなら「RACE D EVO4」がお勧めです。

コンチネンタル グランプリ(GrandPrix) 5000 (ド定番!)

コンチネンタル社はドイツのタイヤメーカーで耐パンク性能が高いとの評判のメーカーです。各種タイヤを出しているのですが、その中でも「転がり抵抗」「クッション性」に優れ全体的なバランスに優れた「グランプリ(GrandPrix)5000」がおすすめです。

前述のパナレーサーRACE A Evo4と良く比較され、評判が凄く良いタイヤです。迷ったらこのタイヤが間違いないとまで言えます。

コンチネンタルのタイヤはタイヤ幅が多少広いという特調があります。つまり、上手く使えば23Cの軽い重量のタイヤで25C並の転がり「抵抗の少なさ」を確保できる可能性があるということです。

ロングライド向けタイヤとして非常に人気のあるタイヤです。

GP4000S2からの変化とは?

クリンチャータイヤの最高峰コンチネンタル「グランプリ(GrandPrix)4000S2」から14年ぶりにアップデートされた話題のタイヤが「グランプリ(GrandPrix)5000」です。GP4000S2に比べ、転がり抵抗が12%向上、耐パンク性能が20%向上、25Cサイズ比で5gの軽量化を実現。

※口コミでは転がり抵抗が低く速度が時速2Km~3Km速くなったなどの声が挙がっています。

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コンチネンタル(Continental)
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コンチネンタル重量TPI
GrandPrix5000 25C215g330
GrandPrix5000 23C200g330

GrandPrix5000を実際に購入した内容を下記記事にまとめています。他のタイヤとの数値比較表も掲載していますので良ければご参照下さい。

コンチネンタルグランプリ Grand Prix 5000 レビュー
ロードバイクのタイヤを選ぶ際に、コンチネンタルグランプリ(Grand prix)5000の評価が高く、取り敢えず迷ったらコンチネンタルのタイヤを買っておけば間違いないとさえ言われています。では一体何が良いのか?コスパは?GP4000S2から何が進化した?寿命は?耐パンク性能は?など購入前に調べて、実際に購入して使ってみた感想レビューをブログにまとめておきます。

ミシュランPOWER endurance(パワーエンデュランス)

ミシュランは美味しいレストランを紹介するガイドブックでも有名ですが、フランスのクレモン・フェランに本社を置く世界規模のタイヤメーカーで「クリンチャータイヤ」を発明したメーカーです。

ミシュランの自転車向けタイヤ「POWER(パワー)シリーズ」にはレース向きの「POWERコンペティション」、グリップ重視の全天候型「POWERオールシーズン」、ツーリング向き耐久型「POWERエンデュランス」があります。

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ロングライド向けには「POWER(パワー)エンデュランス」がおすすめです。従来製品の「Pro(プロ)4エンデュランス」と比べ耐パンク性能が20%向上、転がり抵抗も8.6wのセーブが可能とのメーカー情報もあります。耐パンク性能も向上して信頼性の高いタイヤとなっていることが伺われます。

口コミを見てもほとんど悪い評価が無く、好印象のタイヤです。ただ、ビードが硬くタイヤ交換ではタイヤレバーを使って嵌めたという話をよく聞きます。その点は注意必要ですが、タイヤ交換に慣れた方であれば何も問題ないかと思います。

ミシュラン重量
POWERエンデュランス 25C230g
POWERエンデュランス 23C220g

パナレーサー クローザープラス (コスパ重視)

さて、これまでのタイヤを見て性能は多少劣っても良いから安いの無いの?と思われる方にはパナレーサーのクローザープラスをお勧めします。自分も2016年に1度購入して使っていたのと2021年1月現在も弟からもらって使っていますが、特に不満の無いタイヤです。さすが国産パナレーサーと言った所でしょうか。

「普段のトレーニング」「通勤」「街乗り」に使うなら十分な機能性です。

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