ロードバイク交換チェーンの種類と選び方!おすすめ品はどれ?

自転車高速走行

ロードバイクチェーン交換にあたり、チェーンの種類と選び方をブログにまとめました。実際、チェーン交換する際に、どれを選べば良いのか分からず困ったので色々と調べました。これからチェーン交換する方の参考になれば幸いです。

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ロードバイク交換チェーンの選び方

交換するチェーンの選び方が分からずに困りました。基本的には「変速数」に合ったチェーンに交換すればOKです。10速なら10速用のチェーンから選択となります。長さは取付時に調節する事になります。

チェーンにもグレードがあるのですが、「変速数」があっていればどのグレードのチェーンも使う事が可能です。価格と性能とを考慮してコスパの良いチェーンを使えばOKです。

今使っているチェーンを調べるにはチェーンの側面を見ると型番が書かれています。上記画像だと「CN-6701」です。同じものを買えばまず間違いはありません。

ただ折角なので、高性能なチェーンに更新するのがお勧めです。比較的安価に性能UPするのと、耐久性も違ってくるためです。また、市販されているロードバイクであれば初期搭載されているチェーンは安い物が使われている事が多いです。

kuromori23
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カラミータアルジェントの初期チェーンはKMCのチェーンが使われていました。シマノ製のチェーンもKMCがOEMで作っています。KMCは台湾にある世界最大のチェーン専業メーカーで、高額グレードだとシマノのチェーンよりも高性能な物もあります。

  • 変速数に合ったチェーンから選択すればOK
  • 長さは取付時に調節する
  • 高グレードのチェーンは高性能
  • KMCのダイヤモンドライクコーティング(DLC) は高額だが高性能
  • KMCのチェーンはカラーバリエーションもある

ロードバイク チェーンの種類

チェーンは基本的に「シマノ製品」を購入するのがお勧めです。「カンパニョーロ」のチェーンもありますが割高です。調べたらメーカーは推奨していませんが、コマのピッチは同じなので互換性があります。ただ、チェーン幅が多少違う場合があるのでギヤチェンジに影響がでる可能性はあります。

9速(スピード)

シマノ9速ロード用のチェーングレード(右側に行くほど高性能)
  • [CN-HG53] < [CN-HG93A]

10速(スピード)

シマノ10速ロード用のチェーングレード(右側に行くほど高性能)
  • ティアグラ[CN-4601] < アルテグラ[CN-6600][CN-6701]

11速(スピード)

シマノ11速ロード用のチェーングレード(右側に行くほど高性能)
  • 105[CN-HG601-11] < アルテグラ[CN-HG701-11] < デュラエース[CN-HG901-11]
備考

※CN = チェーン、11=11速、基本型番数字が増える程高グレード
※折角交換するなら、価格とご相談だが高グレードに交換する方がお勧め。
※種類分類分けは2020年のシマノカタログを参照(上記画像)
※「シマノ製品」で飽き足らなくなったら「KMC製品」の上位グレードをを買う方が多い。

シマノ9速チェーン:価格比較

シマノの9速用チェーン2種類の価格比較です。

シマノ9速:CN-HG53

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シマノ9速:CN-HG93A

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シマノ10速チェーン:価格比較

シマノの10速用チェーン3種類の価格比較です。

シマノ10速:ティアグラ:CN-4601

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シマノ10速:アルテグラ:CN-6600(3×10速用)

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シマノ10速:アルテグラ:CN-6701(2×10速用)

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アルテグラ:CN-6600とCN-6701の違い

シマノの「アルテグラ」グレードのチェーンは「CN-6600」「CN-6701」と2種類あって分かり難いです。フロントギアの枚数によってコンポとの互換性が違ってくるため2種類あります。詳細はシマノ公式サイトの互換表参照。

アルテグラグレードCN6600とCN6701の違い
  • 3×10速用に使うのがCN-6600
  • 2×10速用に使うのがCN-6701
  • CN-6600は裏表が無い(どちら側で取り付けてもOK)
  • CN-6701は裏表がある(刻印がある面が表で取付)
  • ただし準互換性があるので変速性能は落ちるが10速であればどちらでも使える

シマノ11速チェーン:価格比較

シマノ11速チェーンの価格比較です。

シマノ11速:105:CN-HG601-11

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シマノ11速:アルテグラ:CN-HG701-11

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シマノ11速:デュラエース:CN-HG901-11

※11速ではクイックリンク(ミッシングリング)のタイプとピンタイプのチェーンがあります。クイックリンクの方が使い勝手が良いので価格比較はクイックリンクタイプで統一してあります。

KMCのDLCチェーン

チェーンが「DLCコーティング」された高級チェーンをKMCが製造しています。「DLCコーティング」とは「Diamond-Like Carbon」の略で、ダイヤモンドと黒煙との中間的な物性を持つ非結晶の硬質炭素膜を被せる事をいます。

非常に硬度が高く、滑りが良く、コーティングも剥がれ難いという特調があり、最高級チェーンと噂されている訳であります。ただ、下記を見て頂くと分かるように如何せん高い!

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ケイエムシー(KMC)
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クイックリンク(ミッシングリング)とは?

チェーン交換の際にチェーンを繋ぎ合わせる必要があるのですが、ピンで繋ぐ方法とクイックリンク(ミッシングリング)で繋ぐ方法とがあります。

クイックリンク(ミッシングリング)とはチェーンのツナギを「ピン」では無く、取外し可能にする接続部品を言います。具体的には下記のような形状をしています。台湾のチェーン製造専業メーカー「KMC(ケイエムシー)」が製造しています。

チェーンが切れ場合に応急処置で繋ぐ部品と言うのが本来の使用方法なのですが、チェーンを一旦外して清掃するのに重宝されています。3~5回程度取付取外しが可能です。それ以上の回数取外しをしているとトラブルの原因となり危険です。

具体的には、トルクがかかった際に切れたり、アウターカラーインナーにシフトチェンジした際に外れたりする危険があります。チェーンを交換する際にミッシングリングも併せて新品に交換する事をお勧めします。

ミッシングリング
  • 3~5回程度のチェーン取付取外しを可能にする
  • 主にKMCが製造している

ミッシングリングの専用工具と工具無しの裏技

ミッシングリングの取付・取外しには下記の様な専用工具を使います。下記はお値段控え目で口コミの良かったバイクハンド製「YC-335CO」

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バイクハンド(Bike Hand)
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ちょっと高いですけどシマノ製品の工具「TL-CN10」もあります。

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シマノ(SHIMANO)
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工具の使い方は分かり易い動画がありました。下記ご参照下さい。

しかし裏技で工具無しでミッシングリングを取付取外しをする方法を紹介している動画を見つけました。この方法には驚きました。

チェーン交換には「チェーンカッター」が必要

チェーンの交換にはチェーンピンを外す専用工具「チェーンカッター」が必須となります。ただし、ミッシングリングに交換すれば2回目以降は不要になるので、初回だけは誰かに借りたり、ショップでやって貰えば買わなくて済みます。

チェーン交換には「チェーンフック」があると便利

チェーンにテンションが掛かっていない状態で作業するために「チェーンフック」があるとチェーン交換作業が楽になります。

PWTチェーンフック CH207
PWT

次回、チェーンの交換方法に続きます。

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