自転車がパンクした際に「CO2ボンベ」を使うと、携帯ポンプで空気を入れる苦労が無くなります。その際に使う「インフレーター」について、自分が購入する際にどれを買うか迷って調べた内容をブログ記事にまとめておきます。インフレーターのおすすめ品を列挙して、比較できるようにしておきます。インフレーターの比較検討用にご参照頂ければ幸いです。
自転車のインフレーターとは?
インフレーター(inflate)とは「ふくらます」と言う意味です。ロードバイクでは、CO2ボンベを使ってタイヤに空気を入れる方法があります。その際にCO2ボンベに穴を開けて入れる空気量を調節する道具が必要となります。その道具を「インフレーター」と呼称します。
注意点1 CO2(二酸化炭素)はチューブから空気が抜けやすい
CO2(二酸化炭素)はチューブから空気が抜けやすいです。そのためCO2ボンベを使って空気を入れるのは緊急用です。帰宅したらチューブ内の空気を一旦全て抜いてから、フロアポンプで空気を入れ直す必要があります。
注意点2 CO2ボンベは使用すると急激に冷たくなる
ボンベの中のCO2(二酸化炭素)は液体化されています。それがボンベを開ける事で気化して、すごい勢いで噴出します。これをタイヤチューブに入れてやる訳です。気化する際に熱を奪うのでCO2ボンベは物凄く冷たくなります。直接触らないようにするためインフレーターが必要になる訳です。注意しましょう。
使い終わったco2ボンベを脇の下に挟むと熱中症対策になるな。
ええな。そんな使い方があったか!
※CO2ボンベは急激に冷えるので良い子はマネしないようにしましょう。
おすすめ自転車用CO2ボンベインフレーター
air bone(エアボーン):ZT-726-6
携帯空気入れでありながら、CO2インフレーターとしても使えるというお得な商品です。サイズも21㎜×36㎜×124㎜ 、重量68gと小型でおすすめな一品です。
自転車で出かける際には持ち物を出来る限り減らしたいので、1点で複数の機能を果たしてくれるのは有難いです。CO2インフレーターの使い方も分かり易く良く考えられている商品。
LEZYNE(レザイン):RapⅡ自転車マルチツール25
こちらは携帯工具一式に加えて、CO2インフレーターとしても使えるタイプです。ボンベは別売です。工具類一式を持ち歩くと考えれば軽い方かと思います。オールインワンなので持っていれば安心感があります。持ち歩く品数を減らせるのが有難い一品です。
TNI(ティーエヌアイ) :CO2 ボンベセット
シンプルで必要最小限。自転車用品らしい潔さがあります。ハンドルの開き方でCO2のガス量を調節できますが、使用にはコツが要るので購入したら試しに何度か練習しておく方が無難です。
Viaggio+ CO2:インフレーター
対応バルブは「米式」「仏式」だが、強く押さえれば「英式」(ママチャリ)にも使えた。との書き込みがありました。CO2ボンベ2本が付属します。17gと超軽量です。こちらもシンプルで最小限な製品です。
LEZYNE(レザイン):ダイヤル式CO2インフレーター
レザインのCO2インフレーターは他メーカーのインフレーターと比べて割高だがオシャレです。カッコよさを求めるならレザインがおすすめです。インフレーターは一度購入したら長く使う物なので、オシャレな物を買っておくのも良い選択です。所有欲を満たしてくれる一品です。
オシャレなインフレーターが欲しいならレザインがお勧めです。
CYCPLUS CO2インフレーター
サイクルプラスのインフレーターはボタン式で押して使うタイプで使い方が分かり易く、シンプルなのが特徴です。25.3gと軽量。CYCPLUSのロゴがカワイイやつ。
ROCKBROS(ロックブロス)2 in 1バルブ
アルミ合金をCNC加工していて、オシャレ度が高い商品です。途中で余ったCO2ガスでも1か月そのまま保存可能とのことで精密に作られていることが分かります。CO2カートリッジは12gと16gのみ使用可能という点が弱点です。CO2ボンベを容器に格納して使う形式です。CO2ボンベは冷たくなるので、安全だしオシャレなのですが、自転車にはかさ張る点が難点です。
トピーク エアーブースター レースポッド X
CO2インフレーター、CO2カートリッジ、タイヤレバーの3点をセットです。有名メーカーなので安心感もあります。シートポストに取付可能です。心配なのはいつもシートポストに付けて露出させていると錆びそうなのと、段差などの衝撃でするっと落ちてしまわないか疑問が残る点です。
トピーク TOPEAK AirBooster PPM10500 or PPM10400
トピークのCO2インフレーターは作りも良いしオシャレなので、CO2インフレーターだけのバージョンで買うも良いかも知れません。
トピーク TOPEAK エアブースターG2
こちらはCO2インフレーターとして使う際に空気圧も一緒に測定できるタイプです。ナニコレカッコいい!と思ったのですが、口コミを読むと抜く際に空気が漏れやすいと言おう欠点が指摘されていて購入には至らず。残念。改良されることが待ち望まれます。
PWT:ゲージ付き CO2インフレーター
PWTのCO2インフレーターはゲージ付きで140psiまで測定可能です。コントロールダイヤルでエアー流量の調節も可能です。ヘッド部分の重量は37gでサイズは98×42×19mmとコンパクト。
ゲージ付きのCO2インフレーターの大本命です。
LANDCAST:Co2ポンプ兼Co2インフレーター
LANDCASTのCO2インフレーターは、インフレーターと空気入れが1つでこなせます。CO2ボンベがメインとなるのですが、複数回パンクしてボンベを使い切ってしまっても大丈夫だという安心感が得られます。外観も美しくて人気があるのも納得です。
サイズも14.8×2.2×2.2cmなのでギリツールケース入るくらいの大きさです。これ一本持っていれば安心できるのが嬉しいです。荷物を減らしたいけれどもCO2ボンベで楽もしたい人にお勧めです。
CO2ボンベはどれを買えば良いか?規格があるの?
ロードバイク用のCO2ボンベの「ネジ山」には共通規格があります。「3/8×24UNF」規格が採用されているので、この規格のCO2ボンベを購入すれば、どのメーカーのインフレーターでも使用可能となります。
規格 | 用途 | 備考 |
3/8×24UNF | ロードバイクの空気入れ | 工業用 |
5/8×18UNF | 家庭用ビールサーバー 炭酸ドリンク | 食品用 |
炭酸ドリンクなどに使う「5/8×18UNF」や「ネジ山」の無い12gのCO2ボンベ(エアーガンなどに使う物)を買ってしまうと、ロードバイク用の空気入れとして使えないので注意が必要です。
上記商品が「3/8×24UNF」でAmazonで最も売れているようです。5本セットか10本セットでまとめて買うことで安く買えます。
CO2ボンベで注意すべき点
飛行機の手荷物で持ち込む際に容量の記載が無いCO2ボンベは没収されてしまいます。下記の様な重量の刻印があるタイプのCO2ボンベを購入して、刻印が消えないようにセロテープなどで保護しておくことをお勧めします。
真夏に車の中に置きっぱなしにして高熱になるとCO2ボンベが爆発する危険があります。真夏に車の中に積載して持ち運びするなら、小さいクーラーボックスを買って、その中にしまっておくと安心です。
コメント
ここにあるCO2カートリッジのネジ部は共通ですか?
別の言い方をすれば、ネジ式なら、別々のメーカーのカートリッジとインフレーターを繋げることは可能ですか?
めちゃくちゃ良い質問ですね。ありがとうございます。ブログに追記させて頂きます。CO2カートリッジのネジ部は共通です。規格がありましてロードバイク用のCO2ボンベのネジは「3/8×24UNF」規格が採用されています。この規格のCO2ボンベであれば別々のメーカーのカートリッジとインフレーターを繋げることは可能です。