ロードバイク乗りは「ゆるポタ詐欺」などの嘘をつきます。しかしその嘘には「訳」があるのです。ローディーがつく嘘は「優しさ」と「思いやり」と「勘違い」が原因だと思うのですよ。という訳で、今回は「ローディーの嘘まとめ」と「嘘」の「原因と理由」を解析して行きます。
ご愛敬程度に読んで頂ければ幸いです。
ゆるポタ詐欺
ご注意下さい。「今日はゆるーく散策(ポタリング)程度に走るだけだから!」と言って誘われたらガチライドで消耗するという被害者が多発しております。
まずは定番の「ゆるポタ詐欺」です。ポタリングとは自転車で散策することを言います。つまり今日はゆるーく自転車で街を散策しよう!と軽く誘っておきながら100km超走るとかいう訳です。
誘われた方も長距離走る心構えが無いので完全に参ってしまいます。「あれ?今日はゆるポタだったんじゃ!?」と思う頃には既に抜け出せなくなっているのでご注意下さい。
なお、よく鍛えられたロードバイク乗りは距離間隔がおかしくなっています。彼等にとっては「距離が100kmでもゆっくり走ったらゆるポタじゃね?」という感覚なのです。悪気がある訳ではありません。注意しましょう。
ロングライドするコツを別記事でまとめてますのでよければ合わせてどうぞ!
距離感がおかしい
ゆるポタ詐欺が生じる根本原因は「距離感がおかしい」という事です。とにかくロードバイクに乗った距離と年数に応じて距離感が崩壊していきます。
対策としましては、初めてロードバイクに乗った日の事を思い出しましょう。
トンネルの先は下り坂だから
峠道で遠くに見えるトンネル。「あのトンネルを抜ければ下り坂だから!」と励まされて登ります。そして「国境の長いトンネルを抜けるとまた登り坂であった。」ということは良くあります。言っている本人も道を覚えていないだけなので仕方ありません。「あれーおかしいなぁ」という事はよくあります。
ありとあらゆる道を覚えていられる訳が無いのですから仕方がありません。
あと少しで頂上だから
「あと少しで頂上だから」と言っている本人も道を覚えていません。たしか頂上付近ってこんな景色だったよな。と思って話しているのですけれども、何せ頂上付近の景色は木々に覆われている場合が多いのと、酸素不足と疲労で記憶も弱まっているのだから仕方がありません。
軽い峠だから
よく鍛えられたロードバイク乗りは感覚が狂っているので仕方がありません。彼らにとっては軽い峠でも初心者にはキツイ事は多々あります。「軽いギアにして回していればスグ頂上だよ!頑張れっ!」って言われても「もう残っている軽いギアないんですけども」となります。
すぐそこだから
「もうゴールまですぐそこだから!」「負けないで!」とか励まされて走っても、走っても、目的地に到着しません。「何故だ!」となります。
しかし「すぐそこ」という曖昧な表現を使っている事を察して下さい。
できるビジネスマンであれば、普通は「あと約730mでほぼ平坦だから頑張って行こう」と明確に表現するのです。
ちょっとカフェへ行こう
ちょっとカフェへ行こうと誘われて行ってみると「レーパン」「サイクルジャージ」のガチ装備で、カフェは往復50kmくらいかな。いやー目的地があるっていいね!という事になります。これはまぁ普通でしょう!
久しぶりに乗るからゆっくりで
久しぶりだから「ゆっくり」走ると言っていたハズなのに、気付けば高速巡行!と言う事は良くあります。だって、久しぶりに走ったら嬉しくなってしまうのですから仕方ありません。テンション上がったら速度も上がるってもんです。
あとは下り道だから大丈夫だよ
山道で永遠に下り坂が続くことは稀です。登った分だけ下り坂がある訳ですから。
今日は体調が悪いからゆっくりで
えーっと、「体調が悪い」って言っていたのに、いつもと変わらない速度ですよ。と言う事は良くあります。走り出すと脳内麻薬が分泌されて不調が緩和されるから仕方ありません。
電話のフリをする
峠で足を使い切った時などキツい時に一人ぜぇぜぇ言って休んでいるのは気まずい時間帯です。そんな時にはスマホを取り出して耳にあてます。電話が掛かってきた体にする訳です。大人の事情です。
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