自転車ホイールのリム歪みの修理方法

自転車 装備備品

歪んでしまったロードバイクホイールの「リム」を修理してみました。修理したのは「アルミホイール」(TOKEN C22A)です。試行錯誤したのでその方法をブログにまとめておきます。これから修理するか?買い替えるか?検討する方の参考になれば幸いです。

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自転車ホイールのリム歪みを「木」で修理可能か!?

ホイールが両側から内側に向かって曲ってしまっています。これを修理してみます。まずペンチなどでくいっ!くいっ!とやろうかと思ったのですが金属どうしなので傷が大きくついてしまう事が予想できます。またペンチで一か所に力が加わると局所的な曲がり方をしないか心配です。

そこで、「木」の棒を買ってきてテコの原理でくいっ!と修理する事にしました。

買ってきたのは「ヒノキ600×12×12mm 96円」「白木材600×10×20mm 77円」合計173円です。これで修理できればかなりラッキーなのですが、どうでしょうか?

C22Aの「リム内計13.3mm」なので12×12mmの木材が良い感じで使えます。

ホイールの歪んでない所から歪んでいる所にずらして差し込んで行きます。(上画像左から右へ木材を滑りこます。)

歪みを治したい場所まで木材がきたらテコの原理を使ってくいっ!とやります。

木の長さは60cmもあるから結構な力がリムに加わっているはずなのですが・・・

ビクともしません!

最終的に木材はバキバキに折れるまで何度もトライしたのですが、歪みは治らず。

ちなみに木材を横方向で入れてもまったく駄目でした。残念な結果となりました。

2本買ってきた木材はどちらもバキバキ折れて粉々になりました。ホイールって頑丈ですね。そりゃそうか。

結果として、手のひらに力が掛かって擦りむいただけでした。悔しいです。

万力の逆の動きができる機材を使ったら修理可能か?

次に、万力の逆の動きをさせられる機材「ディスクブレーキピストンツール」なる物を発見しましたので試してみる事にしました。

Amazonから商品着。思ったより大きいけれどもホイールの内径に収まるか??Amazonのサイトをよく見たら作動可能範囲15~80mmと書いてありました。これから修理するホイールの内径は13.3mmです。これは失敗した!

駄目元で試してみたらギリギリ入ってくれました。良かった。

ディスクブレーキピストンツールを完全に閉じた状態の外径は約12.5mmでした。良かったセーフ!

ホイールの内側から広げる所にディスクブレーキピストンツールを差し込んで開きます。力が要るのでハンマーでコツコツと回してやります。あまり力を入れるとホイールから外れてしまって上手くいきませんでした。

開く力が掛かった状態で暫く放置して様子をみます。

手が油まみれになりました。工具に錆防止のため最初に塗られている油を拭いてから作業すべきでした。

完全に真っすぐに治っていませんが調整を間違えると外に開きすぎそうなのでココまでで修理完了としました。概ね修復です。

工具をハンマーで叩いて広げている時に工具が外れてホイールに細かい傷が付いてしまいました。

「耐水ペーパー」で研磨しておきます。ホイール内側に傷などあるとチューブに負担がかかってパンクする恐れがあります。「#400」が丁度良かったです。

リムテープが汚れてしまいました。セロハンテープとか紙テープとかで養生してから作業すれば良かったです。

ホイール歪みの修復前後の比較

修復前
修復後:多少マシになったかな?床に汗が滴ってます。疲れた

一応、多少マシにはなりましたけれども、アルミホイールは金属なので引っ張ったり曲げたりすることで劣化しています。また完全に元の状態に戻った訳ではありません。何処かを押し曲げればそれに連動してどこかが伸びたりしているのが金属だからです。

アルミニウムは金属疲労が蓄積していくと、最悪破断する危険性があります。乗る前には必ずチェックしてヒビなど見つけたら即交換が必要です。

この方法で修理した場合は完全に自己責任で使用する事になります。

まとめ
  • ディスクブレーキピストンツール で内側から押し広げてやると割と治った
  • アルミニウムは金属疲労が蓄積する事を理解して自己責任で修理
  • ペンチなどで一か所に負荷が掛かる修理方法は危険度が増すと推測する
  • 今回の修理でもホイールに傷付いたし心配

自転車ショップでホイール組替してもらう

間違いが無い修理方法は自転車ショップでホイールの「リム」を組み替えてもらう事です。部品も有効活用できるし金属疲労で破断する危険を心配しなくて済みます。

たとえば「サイクルショップあさひ」のHPにて確認すると前輪7,000円(税込)が基本工賃でした。基本工賃の他に材料代が必要になってきます。

私のホイール(TOKEN C22A)の場合リムサイズが合うリムは「AL22」で定価4,950円でした。少なくとも12,000円以上は修理代金が必要になりそうです。

最終結論
  • 自転車ショップで修理してもらうのが間違いない
  • ただし工賃は高額になるので新品を買うか?修理するか?要検討
  • 自分で修理した場合は完全自己責任

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