ロードバイク用のアンダーウェアー(インナーウェアー)としてfinetrack(ファイントラック)のスキンメッシュVネックTシャツを購入しました。finetrackは登山家の方が良く使っているアウトドア用のドライレイヤーです。
Vネックにしたのは、良かったら普段着のインナーとしても使おうという下心からです。丸首タイプだと胸元の所から見えてダサイという判断です。スポーツにしか使わないのなら丸首タイプの方が良いかも知れません。
FineTrackのスキンメッシュVネックTシャツの感想
「ノースリーブ」タイプのインナーか「Tシャツ」タイプのインナーとどちらにするか迷いましたが、ノースリーブだと脇汗をドライにしてくれないのでTシャツタイプにしました。「Tシャツ」タイプならオールシーズン使えます。汎用性が高いです。最初に買うのはTシャツタイプがお勧め!
重量わずか46g!本当に良い物なのか半信半疑で購入しました。高価な物なので迷いました!でも届いて、実際に着てみると暖かい!めちゃくちゃ薄くて、子供の頃使ってたサッカーのビブスを思い出させるようなスケスケなのに暖かい!1枚着るだけなのに不思議です。肌に密着して空気の層ができるからだと思いますが、不思議です。
何故アンダーウェアーが必要なのか?
弟)「アンダーウェアーの下にドライレイヤーとしてファイントラック着ると汗冷えしないよ。」
私)「なんだそれ?サイクルジャージの下にパールイズミのアンダーウェアー着るからそれでいいだろ?」
弟)「あかん。ドライレイヤー着た方が良い。汗冷えしない。」
私)「なんだそれ?パールイズミのアンダーウェアーだって吸湿速乾だでいらんだろ?汗冷えせんだろ。」
弟)「ファイントラックの素材の方が圧倒的に吸湿速乾だで必要」
私)「はぁ?本当か?」
というように、最初アンダーウェアーの下にファイントラックをドライレイヤーとして着るという話を聞いてもにわかに効果を信じられませんでした。ようするに、登山家の人からしたら、割と常識である「レイヤリングの概念」が分かっていなかったのです。
では、「レイヤリングの概念」とは何なのか?1つは、何枚も重ね着することで体温調節を用意にすること。つまり、重ね着することで、暑い時には枚数を減らして涼しくする。寒い時には枚数を増やして暖かくする。という至極当たり前の体温調節を可能にすることです。
「レイヤリングの概念」のもう1は、重ね着するウェアごとに特化した機能を持った物を選ぶことです。
例えば、3レイヤーで考えたら
- ドライレイヤーは吸湿して外に水分を排出する機能に特化した物を着る。
- ベースレイヤーは吸湿した水分を外部に蒸発させて保温することに特化した物を着る。
- アウターは外部からの水分から保護する物を着る。防水。あと、オシャレでポケット等の機能も割と重要。
というようにそれぞれに特化した機能に優れたアンダーウェアーを何枚も着ることでより快適にアウトドアスポーツを楽しむことを可能にするのが「レイヤリングの概念」なのです。ちなみに、ファインテックの公式サイトで調べると5レイヤリングの話が載っています。登山家の人たちは、それくらいしないと厳寒の雪山世界では厳しいのでしょう。
重ね着するとオシャレです。レイヤリングの思わぬ効果です。
靴下もレイヤリングすると快適。ドライレイヤーのファイントラックの靴下が汗を素早く吸い出して、水分を戻さないので蒸れません。足が臭くなりません。水虫対策にもなります。
ドライレイヤーとは何か?
ドライレイヤーとは
- 汗を吸収して外へ排出
- 外からの水分をはじく
- スグに乾く
この3つの機能によって肌を常にドライに保つという役割を果たすシャツのことを言います。
しかも、べた付かないし臭いをおさえてくれます。汗をかいた場合や、雨に降られた場合でも肌をドライに保ってくれるので低体温対策となります。低体温が生命の危機となる登山家の方にfainetrackが人気なのは、体温保護のためだと推測します。何せ命に関わりますから、自転車に使うのよりも深刻です。
モンベルジオラインとの比較
finetrack(ファイントラック)のアンンダーウェアーと良く比較されるのがモンベルのジオラインです。価格はfinetrackがモンベルジオラインの約1.5倍高額です。重量はfinetrackがモンベルジオラインの半分以下と圧倒的に軽く持ち運びし易いです。
最初は有名かつ価格の安いモンベルジオラインを購入する人が多いです。しかし機能的にfinetrackの方が上という口コミが多く、finetrackの評判を聞いてモンベルジオラインから買い替えする方が多いです。
登山だと生死に関わるのでfinetrackがお勧めだけど、自転車用ならモンベルジオラインで我慢するのもありか?懐具合と相談必要です。
finetrack スキンメッシュ | モンベル ジオライン | |
価格 | ||
重量 | 46g | 100g |
形状 | 丸首タイプとVネックがある。 | 丸首タイプはあるがVネックタイプはない。 |
finetrack(ファイントラック)の評判
購入前に販売サイトを回って口コミを確認したまとめです。
- ジャストサイズの物を買うのが正解。隙間ができると効果が薄れて寒い。
- 他メーカーのアンンダーウェアーでは乾燥が追い付かなかったがfinetrackは常にドライを保ってくれた。
- 肌が透けるほど薄くて軽いのに着ると暖かい。
- ベタベタしないし、臭わないし、すぐ乾く。
- 使い方にも寄るが耐久性は1年から2年くらい。ドライ感がなくなったら買い替え。
- 汗冷えが無くなった。
finetrack(ファイントラック)の正しいお手入れ
ドライレイヤーの機能を保つためのお手入れの方法がfinetrackスキンメッシュを購入した際に同封されていました。
1.洗濯ネットを使う事
メッシュ素材なので、他の洗濯物と直接摩擦しないように洗濯ネットを使うのは当然でしょう。というかサイクルジャージを洗う場合も使っていますよね?洗濯ネットは洋服の寿命を伸ばすだけでなく洗濯機の寿命も伸ばすと言われているので使用することをお勧めします。
旅行時に服をパッキングするのに使って、そのまま洗濯に出せます。百均にも売っていますが、ちょっとお金を足すともう少し品質の良い物が買えます。
2.洗濯洗剤を選ぶ事
液体タイプで、柔軟剤成分が入っていなくて、漂白成分も入っていなくて、ふくら仕上げなどの成分も入っていない洗濯洗剤を使うこと。が推奨されています。
最初読んだとき、何だそれどんな洗濯洗剤だよ?と非常に困ったのですが、たまたま自分が使っている洗濯洗剤が該当しました。スーパーナノックスです。
蛍光剤も漂白剤も含まれません。中性洗剤なので弱アルカリ洗剤より衣類にかかる負担も少ないです。ナノックスなら除菌効果や消臭成分も含まれています。
他にも色々な洗剤があるかと思います。ご参考までに。
あと、ファイントラックが専用の洗濯洗剤を販売していたりします。個人的には一般的に市販されている洗剤の方が流通量が多くて安いのと、ファイントラックの専門分野外の洗濯洗剤分野で本当にそんなに優秀な洗濯洗剤なのかよ!不安心理に付け込んでボッタクってないか?という疑いの心からスーパーナノックスを使おうかと思っています。
ご参考までに。ファイントラックの洗濯洗剤のリンク貼っておきます。
3.すすぎが重要
通常モードの洗濯で良い旨書いてありましたが、洗剤成分が残っていると機能低下の原因となるので、すすぎをプラス1回するのがお勧めとのことです。あとは日陰で陰干しすることです。速乾性の素材なのですぐに乾きます。
4.撥水効果が落ちてきたら
アイロンを110度~120度にセットして生地に圧力をかけずに軽くゆっくり滑らせると撥水力が復元するとのことです。復元しなければ買い替え時です。
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