坂折棚田「田の神様灯祭り」へ自転車輪行の旅!前半 多治見カフェ編

東海地方ポタリング

輪行袋を購入してほどなく使っていなかった私と弟は自転車輪行の旅というものに憧れていました。どこか輪行して出かける所は無いかなぁと日々探していました。そんな折にインスタグラムでたまたま見つけた情報が岐阜県恵那市の坂折の棚田で「田の神様灯祭り」があるという話でした。

私「坂折棚田でお祭りやるから自転車輪行して行こうぜ!」

弟「ええよ」

私「朝一番の始発電車で出発して多治見のオシャレカフェ多いで寄ってこう!」

弟「ええよ。でも坂折の棚田って何?」

私「おう、俺も良く知らん。」

弟「調べてから行くか」

私「そうだな」

弟「旧中山道がある!旧中山道走ろうぜ!」

私「いいよ。それ良い物なのか?」

弟「歴史ある道だからな」

私「ほう」

 

もはや自転車輪行したいだけの勢いで行き先を決めてしまいました。しかし、そんな坂折の棚田でしたが思いもよらず感動がありましたよ!たどり着けるか坂折棚田へ!?結末はいかに?

 

坂折棚田の基本知識

坂折棚田(さかおりたなだ)とは、岐阜県恵那市中の方町にある400年以上の歴史ある千枚田のことです。

坂折の棚田は「日本の棚田100選」の1つに選ばれています。観光地化されていないので観光客がこぞって来る場所ではありません。写真家の方が撮影場所に選んだりしている景色の美しい場所です。毎年「坂折棚田フォトコンテスト」が行われています。ロードバイクやバイクで訪れる方が多く、道も狭いので車で行く方などは少ないようです。

坂折の棚田へ行かれた人の反応は「凄い景色が良い所で感動した!」か「何もない所だった」の2つに分かれます。自然や美しい景色に興味が無い方は行かない方が良いでしょう。

坂折棚田は最高で標高620メートル程度の位置にあります。ロードバイクで行く場合、坂を登る覚悟が必要です。「田の神様灯祭り」は2009年から開始されて続いているまだ新しいお祭りです。マイナーなので混雑も少なく楽しめます。

 

中山道の基礎知識

中山道(なかせんどう)とは江戸時代の五街道の1つで、江戸の日本橋と京都の三条大橋を結ぶ街道のことです。京都の宮中から江戸の将軍家に嫁ぐ際に通る道として利用されたことから、別名「姫街道(ひめかいどう)」とも呼びます。

Googleで「旧中山道」と検索すると旧街道地図で中山道六十九次全長537kmの道のりを見ることができます。

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電車輪行して多治見駅から出発!

始発電車に乗って多治見駅まで電車で輪行することにしました。いきなり多治見駅オシャレです。

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アンパンマンの作者「やなせたかし」先生がデザインした多治見のマスコットキャラクター「うながっぱ」がラッピングされたバスが市内を走っていました。94歳で亡くなった「やなせたかし」先生は晩年地域のご当地キャラクターを無償でデザインしていたそうです。

検索してみると分かるのですが非常に多くのご当地キャラクターをデザインしています。大御所の先生が無償でデザインするので若いデザイナーに仕事が行かないなど批判もあったそうですが、その仕事は見事です。いいのも見ました。ラッキーで幸先いいです!

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cafe zakka hinatabocco (カフェ ザッカ ヒナタボッコ)

行きたかったオシャレカフェ多治見の cafe zakka hinatabocco (カフェ ザッカ ヒナタボッコ)に到着!多治見駅から徒歩10分程度の駅近です。営業時間が11:00からでした、調査不足です。食事できず。記念に写真だけ撮って次の店に行きます。

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弟「兄ちゃん、閉まっとるぞ」

私「すまん。今調べたら11時からだった」

弟「仕方ないな、次行くか?いいとこある?」

私「ありますがな、旦那ぁ」

弟「・・・・・・」

弟に不信の目で見られたのですが、多治見はオシャレカフェの巣窟です。自転車で走ればオシャレカフェ当たるっていうくらいです。そんな中でも飛び切り行きたかったカフェが次の目的地なのでっせ!弟め、驚け!と思いながら次の店に向かいました。

 

灯り屋(あかりや)

次に向かったのは虎渓山永保寺のすぐ近くにあるオシャレカフェ「灯り屋」です。「ひなたぼっこ」からちょっと走ったらすぐに着きました。年中無休で9:00から営業していました。ロイヤルミルクティーを注文してモーニングセット付きです。めちゃオシャレです。店内を季節に合わせて飾り付け等をするそうですが、ちょうど何も飾り付けが無い時期でした。

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お庭が広くて、お外でも食事できるので自転車乗りの方が休憩場所として沢山みえていました。自転車が木に止まる蝉のようです。

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私「ええ所だな」

弟「おう、オシャレだな」

私「見てみぃ、自転車が蝉のようだ」

弟「木に止まっとる蝉だな!」

朝食をとって補給も済んだので快速に飛ばして行きます。土岐川横の385号線は川からの風が涼しくて景色も絶景です。

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橋が見えます。車通りも少ないです。

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385号線から19号線に移って、そこから21号線を北上します。21号は登り坂です!めちゃ消耗します。そして次の目的地へ到着です。

 

オープンカフェ&ギャラリー Ryo-an

鬼岩温泉了山にある「呂久沢の森 Ryo-an」は大人のオシャレカフェです。自然の川と緑に囲まれていて小さな子供が自由に行動してけがをされてもいけないとの理由で「小さいお子様の入店はご遠慮頂いております。」とのことでした。大人の隠れ家といった趣です。

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入口からオシャレ過ぎる!自転車置く所が無くて困りました。ここは撮影したけど何かに括り付けて鍵かけられないから移動させました。入口ですしね。他の方の邪魔にならない場所に移動です。

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外観が素晴らしくオシャレ!川とか流れていて別世界です。そして店内へ!

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私「食事したいのですが、席空いていますか?」

店員「えっと、ご予約のお名前をお伺いしても良いですか?」

私「ご、ご予約!?」

私「予約とかしていないのですが・・・予約無いと無理でしょうか・・・」

店員「えっ、予約なしですか?」

げぇっ!予約無いと無理ですかぁぁぁぁ?やばい!これはヤバイ!敷居の高い店だったか!?21号線の結構急な登り坂を走ってきてお腹ペコペコなうえに、これから旧中山道を走ると食べ物屋なんてないのでは?「助けてくださいぃ!」とすがるような目で店員さんを見つめてみると店員さんも何とかできないかといった様子で「しょ、少々お待ちください」と店の奥へ行って何やら確認してくれています。

 

頼むー!お願い!食事させて下さい!

 

とひたすら祈って待ちます。

すると小走りで戻ってきた店員さんが私をみて軽く微笑んでから説明してくれます。

 

店員「次のご予約がある60分の時間でしたら席をご利用頂けますが、いかがされますか?」

私「無理言ってすみません。60分以内で食事できますので是非お願いします。」

 

ここに居たか!ヴィーナス!女神様!

 

対応して下さったのは年配の店員さんでしたが、心からそう思いました。感謝、感謝です。危うく旧中山道で腹ペコが原因の野垂れ死にをするところでした。

店員さんが神に思えました。対応が神対応です。めちゃファンになったので後日車で来てリピートさせて頂きました。ロケーションも良いし、オシャレだし、食事は美味しいし!「了庵」最高!

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んあ?料理めちゃオシャレ!

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美味しい!スープが体に行き渡る!

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美味しい!もっと食べたい。

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デザートまでオシャレ!

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もっとゆっくりしていたかったのですが、先を急ぎます。

私「ええところだったな」

弟「おう、坂登ってきたかいがあった」

私「これから食事できるところ無いだろう、たぶん」

弟「なにせ、旧中山道の山道行くからな」

 

旧中山道編につづく。

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