前回、人気のリストバンド活動量計(睡眠計・心拍数計)の選び方と基礎知識について書きましたので、今回はいよいよ機種選定編です。 どのような機種があってどのような特徴があるのか?おすすめな点は?なぜ人気があるのか?性能を比較しながら購入検討して行きたいと思います。
無名の安価なリストバンド活動量計との違い!?
活動量計と言っても安いものから高い物まであります。性能比較をしながら、目的別にお勧め機種を選定していきたいと思います。
ちなみに、活動量計は安価な機種も多数販売されているのですが、アプリケーションの使い易さなどを考えるとFitbitやGarminなど有名メーカーに軍配があがります。使い始めるとアプリ使い易さは重要です。やはり有名メーカーはアプリの開発にもコストを掛けているので使い始めてからも安心感があります。
サイクリング(自転車)と水泳にお勧めの活動量計
GARMIN(ガーミン)vivosmart4(ビボスマートフォー)
サイクリング(自転車)に最もお勧めのリストバンド型活動量計は「GARMIN(ガーミン) vivosmart4(ビボスマートフォー)」です。「GARMIN(ガーミン)vivosmart(ビボスマート) シリーズ」の新規モデルです。
心拍数計測機能があり、「Bluetooth Smart」と「ANT+」の規格対応のサイクルコンピュータに心拍数データを表示することを可能にします。胸に付けるタイプの心拍数計は苦しいし、つけるのが面倒臭いという方にはお勧めです。
他メーカー活動量計で「ANT+」機能を搭載している機種はほとんどありません。そのため自転車のサイクルコンピュータに心拍数を表示させたいのであれば、ほぼ「ガーミン」の活動量計を選ぶ事になります。
他に、スマホからの通知機能があるのでスマホを背中のサイクルジャージに入れていても、スマホにメールやLINEが届いた時に、ガーミンの活動量計に表示されるので便利です。
防水機能についても「生活防水」よりも高性能な「50m防水」機能です。どうやらこの機種は「水泳」「ランニング」「自転車」で競うアイアンレースにも使用可能な機能を想定しているようです。
ガーミンが運営するオンラインサイト「Garmin Connect(ガーミンコネクト)」にデータアップロードするとデータが蓄積集計されてデータ管理がし易いです。また、変わった機能としては「ストレスレベル測定」があり、日常のストレスレベルをチェックすることが可能となります。使える機能です。
ガーミンの従来機種では「厚み」があるのが欠点でしたが改善され「薄く」なり付け心地が良くなっています。光学式心拍計の「出っ張り」も改善されています。重量もわずか15.9gと軽いです。毎日付ける物なので、付け心地の良さはポイント高いです。
GPS機能は搭載されていませんが、サイクリストがガーミンのEdgeシリーズ等のGPS機器が内蔵されているサイクルコンピュータを使う場合、活動量計にもGPS機能があると重複することになります。スマホのGPS機能でも代替可能です。そう考えるとサイクリストにとって活動量計にGPS機能は不要な機能なのかもしれません。
- ロードバイクに使うなら「Ant+」対応のGARMINがお勧め。
- vivosmart4は15.9gと軽い
- vivosmart4は50m防水とアイアンレースを想定している
- GPS機能はスマホで代用可能なので不要
GARMIN VIVOACTIVE(ビボアクティブ) J HR
次にお勧めなのは、VIVOSMART(ビボスマート)の上位機種「VIVOACTIVE(ビボアクティブ)」です。こちらはGPS機能も付いているので、走行ルートまで記録してくれます。見た目もオシャレです。お金に余裕がある方はこちらを購入してもよいかと思います。
ただ、GPS機能については地点ごとの走行記録を見ることができる点は評価できますが、スマホでも走行ルートを記録できます。また、vivosmart4と比べて重量も重くなります。
- 心拍数計とGPS機能を搭載
GARMIN VIVOACTIVE4(ビボアクティブ)
vivoactiveの新機種として「vivoactive4」「vivoactive4s」「venu」が発売されています。GPS機能付きで、Bluetoothiイヤホンを使って音楽も聴けます。Suica機能もあり支払いもスマートになります。
そして何より良いな!と思った機能は「セーフティ(事故検出・援助要請)機能」です。転倒などで事故した場合にはその衝撃を感知して、予め登録しておいた連絡先に位置情報とメッセージを送ってくれるという機能です。(所定時間内にキャンセルも可能)一人でロードバイクに乗っていて事故した場合などでも、自動で連絡が発信されるので万が一の場合でも安心です。
機種 | vivoactive4 | vivoactive4s | venu |
サイズ | 45.1×45.1×12.8mm | 40.0×40.0×12.7mm | 43.2×43.2×12.4mm |
重量 | 50g | 40g | 46.3g |
稼働時間 スマートウォッチモード | 最大5日間 | 最大5日間 | 最大5日間 |
稼働時間 GPS+音楽モード | 6時間 | 5時間 | 6時間 |
ミュージック プレイヤー機能 | 有 | 有 | 有 |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン | シリコン |
- Bluetoothiイヤホンを使って音楽が聴ける
- GPS機能付き
- GPS+音楽だと5~6時間しか電池が持たない
- セーフティ(事故検出・援助要請)機能は安心できる
- 重量あるのが難点だが見た目はオシャレ
- suica機能で支払いも可能
ランニングにお勧めの活動量計
活動量計でオシャレなメーカーといったら「Fitbit(フィットビット)」らです。実際、インスタグラム等のSNSで活動量計を検索するとFitbit(フィットビット)を使用している人が多いことが分かります。
Fitbit(フィットビット」)Alta(アルタ)HR
従来機種の「Fitbit(フィットビット)Alta(アルタ)※HR無」はスリムでオシャレなデザインにするため「心拍数計機能」が無かったのですが、ついにスリムなデザインのまま「心拍数計機能」を搭載したモデルが発売されました。それが「Fitbit(フィットビット)Alta(アルタ)HR」です。
とにかく外観がオシャレでインスタグラムで心拍数計や活動量計を検索してみると、「Fitbit(フィットビット)Alta(アルタ)HR」が多く見られます。Fitbitの活動量計はバンドの交換可能で種類も豊富です。オシャレで選ぶならFitbitがお勧めです
ランニング用に使用するなら最適な運動強度を知るために「心拍数」計測機能は欲しい機能です。ランニング用活動量計でGPS機能不要なら「Fitbit(フィットビット)Alta(アルタ)HR」がお勧めです。機能的に「バッテリーの最大持続時間7日間」かつ、「スリム」「軽量」でオシャレです。
Fitbitは販売サイトで口コミ・評判を確認すると総じて他の活動量計より不評が少なくお勧めです。InspireHRが発売されてAltaHRがお買い得になっています。
- 心拍数計機能付き
- リストバンドの交換が可能
- 重量22.7g
- バッテリーフル充電で最大7日使用可能
- 防水機能は生活防水
- GPS機能無し
Fitbit(フィットビット)Charge4(チャージ4)
「Fitbit Alta(フィットビットアルタ)HR」と比べて横幅が大きくなり、デザイン的に多少ゴツくなってしまうが機能面で優れているのが「Fitbit Charge4」です。「GPS機能」付きでルートの地図表示などが可能です。また有酸素運動のフィットネスレベルを表示する機能もあります。防水機能も「50m防水」です。Charge4でも交換用バンドなど多数用意されており、オシャレです。
- 心拍数計機能付き
- リストバンドの交換が可能
- 重量30g
- バッテリーフル充電で最大7日使用可能
(GPS機能を使用すると最大5時間) - 50m防水
- GPS機能有
オシャレな活動量計
Fitbitの活動量計が見た目がオシャレで人気ですが、他にもオシャレな活動量計が多種あります。日常生活用に使うのであればオシャレ重視で購入するのも良いかと思います。
Apple Watch (アップルウォッチ)
オシャレな活動量計と言えば「Apple Watch (アップルウォッチ)」です。特に「iPhone」を使っている方は活動量計もメーカーを揃えたいと思うのが人情です。その中でも最新機種を買うか、型落ちで安くなったモデルを買うか迷う所です。オシャレで選ぶなら色も重要です。
「Apple Wacth」は機能面から見ても「Apple Pay」「電話」「Siri」などの機能も使えて、日常生活用として考えるとかなり高性能です。
型落ちでデザインが良くてお買い得な物を選ぶなら「Apple Watch Series 3 GPSモデル」あたりをお勧めします。
Withings(ウィシングス)
Apple Wacthと並んでオシャレなのが「Withings(ウィシングス)」の活動量計です。Withingsはフランスのデジタル・ヘルスケア企業で体重計でも有名です。見た目が他の活動量計と違い時計に近いデザインです。また、CR2025ボタン電池を使用して最長で8か月も電池が持つ機種もあります。充電タイプの機種でも1回の充電で25日間使用可能と電池持ちには定評があります。上位モデルだと「心拍数計機能」もあります。
口コミ・評判でデメリットをを確認すると、「時計が正確でなくずれていく」「販売元のWithingsがNokiaに買収され今後どうなるのか不鮮明→現在はWithingsが買い戻して元のさやに戻っています。」「保証期間後は修理不可」「故障の際に修理問い合わせが面倒」「バンドのゴムが切れやすい」等があります。ただ、人と違ったオシャレなデザインの活動量計を選びたいのであれば一考の価値ありです。
その他 オシャレな活動量計
その他オシャレな活動量計を挙げておきます。「カシオ Smart Outdoor Watchi PRO WSD-F30」「ポラール Ignite」これらがオシャレで機能面でもお勧めです。
コスパ重視で選ぶ活動量計
安い活動量計はどうなのか?
「日の光が強い所では画面が見ずらい」「あり得ない数値が出ることがある」「アプリが使いにくい」「スマホとのリンクが切れる」「故障が多い」「バンドの品質が悪く肌が荒れる場合がある」等のデメリットがあります。
ただ、取りあえず活動量計がどんなものなのか使ってみたいのであればお勧めです。
値段と比較すれば十分な機能があり、コスパ重視の方には「気軽に使える」と評判が良いのも事実です。機能面でも「心拍数計」「生活防水」「メール通知」「睡眠時間計測」等なかなか充実しています。安すぎる活動量計もありますが、やはり値段相応になってくるので、その点注意が必要です。特にアプリの使い難さは問題があります。
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