3月3日、知多半島の南端「師﨑港」まで自転車で行き、そこから名鉄海上観光船の「伊良湖」行きの高速船に乗って渥美半島へ向かいました。フェリー輪行です。
チタイチ+アツイチ!「計画編」の続きです。どうぞ!
知多市役所出発
弟「明日何時に出発する?」
私「7時30分頃でいいよ」
弟「前、もっと早く予定してなかったか?」
私「ええよ、7時30分で朝寒いし。」
弟「了解」
前々から知多半島から渥美半島へフェリーで渡る計画がありました。しかし、急に行くことになり、私は出発当日の2時30頃まで泊まる宿をどこにしようか探していました。そして、知多市役所に7時50分集合して出発となりました。
知多のジャンキーストレート
私「いつものコースだな。」
弟「おう、いつものコースだ。」
知多のジャンキーストレートは名鉄「古見駅」近くの信号「リクシル前」から「新舞子マリンパーク」まで続くおおよそ5kmの延々と続く直進道路の通称です。安全に速度を出せる場所なので普段は全速力で走ります。
普段走りなれているいつものコースをいつもよりゆっくりと走ります。知多のジャンキーストレートは時速30km~35kmで追い抜いていく集団が2組ほどありました。追いかけたい衝動にも駆られますがペースを維持します。何故なら、今日明日はロングライドだからです。心拍数150以下に抑えて体力の消費を減らします。
弟「ゆっくりだな。」
私「おう、今日はゆっくりだ。」
新舞子
私「新舞子着いた。」
弟「おう、着いた。平和だ。」
私「写真でも撮ってくか。」
弟「今日は遠くまで行くで記念だな。」
私「おう。記念だ。」
そして、常滑のサークルKで水を購入。少し休憩して先を急ぎます。
盛田味の館(もりたあじのやかた)
ソニー創業者の1人である盛田昭夫(もりたあきお)の実家は盛田酒造であります。その盛田の工場に隣接する「盛田味の館」です。お酒や味噌を売っているのと食事もできます。そして盛田昭夫の展示室があります。しかも無料。しかし、開館時間は10時からです。今日は素通りで先を急ぎます。
私「まだ営業していないな。」
弟「おう、素通りだ。」
私「おい、海が綺麗だ!写真撮って行こう。」
弟「ええね。どこらへんだ?」
私「南知多ビーチランドの近くだな。」
弟「観覧車が見えるな。」
私「おう、あるな。」
私「先を急ぐか」
弟「おう」
ピッツェリア サンローラン
南知多まで走ってきた所で、私はモーニングサービスの旗を目ざとく見つけました。
私「まて!モーニングやっとるぞ!」
弟「おう。飯か?」
私「休憩して行こう」
弟「ええよ。少しだぞ。」
私「俺、ホットコーヒーとモーニング。」
弟「俺はオレンジジュースとモーニングだな。」
モーニングのゆで卵をみて「卵の割り方」について卵の尖った方(小さい方)から割る「リトルエンディアン」と丸い方(大きい方)から割る「ビッグエンディアン」の話をしていました。ガリバー旅行記の中で2派に分かれて戦争をしていた理由が「卵の割り方」というどうでもいいことだったそうです。これは、キリスト教のカトリック(旧教)とプロテスタント(新教)を皮肉っていたとのことです。転じてパソコンの中のデータ処理を数字の大きい方から並べるか、小さい方から並べるかを「ビッグエンディアン」「リトルエンディアン」と区別するそうです。
弟「兄ちゃんは卵をどっちから割る派?」
私「真ん中からだろ、普通」
ということで「ミドルエンディアン」派閥ができてしまいました。でも、普通真ん中からですよね?
野間の灯台
私「野間の灯台着いた!写真撮ってくか?」
弟「せっかくだから撮ってくか。」
私「久しぶりだしな。」
師崎港(師崎港観光センター)
私「割とあっさり着いたな。」
弟「おう、すぐ着いた。」
時刻はまだ、11時10分でした。
私「よし、高速船フェリーのチケット買ってくるわ。」
弟「それから輪行準備するか。」
私「おう。」
カーフェリーならそのまま自転車をフェリーに積載してもらえますが、高速船に自転車を乗せるには輪行袋に入れる必要があります。今回は高速船フェリーを利用するので輪行袋に入れる必要が有る訳です。
そして、窓口で衝撃的な事実が!
私「伊良湖まで自転車輪行して行きたいんですけれども。」と尋ねると、次の便は14時15分ですよ。との回答でした。
何!?どういうことだ?と超焦りました。どうやら自分は間違ってホームページで師﨑~暇間賀島、篠島の高速船の時間を見てたことに気付きました。
師﨑から伊良湖へ行く高速船フェリーは1日3便しかありませんでした。
私は弟に「すまん。見る所、間違えとった。」と謝り、窓口でもらった資料を見せて説明しました。
間違って、ホームページの下記図を見ていました。
こっち見なかんかったです。1日3便です。
弟「帰るか。」
私「まて、もう宿を予約したからキャンセル料100%取られる。」
弟「電話で聞いてみればなんとかなるかも知れん。」
私「いや、楽天トラベル経由で予約したから無理だ。」
私が楽天トラベルの予約ページを見せても弟は聞こうとしません。いいから宿に電話して聞いてみてくれとばかり言います。そんなもん聞いてもしょうがないだろうに。仕方なく私は宿に電話して確認しますが、思った通りキャンセル料は100%必要との回答でした。
私「いま、楽天トラベルみたら、まだ空き室あった。師﨑に着いてから予約すれば良かったか。」
弟「まぁ、しょうがない。帰るか。」
私「いや、14時15分の便で行こうぜ。宿代パーやん。1人7100円だぜ?」
弟「15時05分に伊良湖ついても時間が無いじゃん。」
私「そんなに距離無いから大丈夫だって。」
私「電車に乗るから大丈夫!田原にはサイクルトレインがある!」
と、弟を説得します。私は、取りあえず暖かいココアを買ってきて弟に飲ませます。体が寒いのは良くありません。心も冷え切ってしまいます。次に私はコロッケを買ってきて弟に食べさせ落ち着かせます。人間お腹が空いているのは良くありません。いら立ってしまいます。弟は特に風邪気味で喉が痛いと言っていて不機嫌そうでした。体調が悪いと機嫌も悪くなる物です。
私は何とか接待して説得せねばと焦ります。すると「師﨑ラーメン」や「イカの鉄板焼き」が食べられる店が隣にありました。取りあえず食べに行こうと誘ってランチにしました。
私は「ランチおごるから。まぁ、取りあえず食べて温まりながら考えようや。」と上手いこと言います。
師崎港でランチ
弟「イカ鉄板焼きいいね。」
私「だろ、だろ。」
弟「俺、師﨑ラーメン」
私「じゃあ、俺は幡豆岬ラーメンで。何が違うんだ?」
出てきた所でよくよくメニューを見たら「塩味」か「醤油味」かの違いでした。醤油味が師﨑ラーメンでした。
ストーブでぽかぽかした店内で美味しい物を食べて落ち着いた所で、少しウトウトしていました。しばし仮眠です。
弟「地図みたら伊豆岬から三河田原駅まで距離そんなに無いな。」
私「おう。そうなんだわ。」
弟「しゃーないな。行くか。」
私は、何とか思惑通り勧められることになりました。店内でユックリしていたら良い時間にもなってきました。自転車をばらして輪行準備してフェリーを待つことにします。
私「俺はモンベルの輪行袋とタイオガのホイールバック使う。超楽ちん輪行だ。」
弟「ホイールバックとか荷物多いな。」
私「その代わり楽で早いぞ。」
弟「確かに。」
さっくと輪行準備完了しました。弱点は荷物が2つに分かれてかさばることです。
私「あれ!?輪行袋タイオガじゃないじゃん?」
弟「おう、オーストリッチの軽いの買った。」
私「まじか。」
弟「いいだろ。」
私「オーストリッチの輪行袋カッコいいな。」
弟「だろ。超軽量タイプだ。」
そして高速船フェリーを待ちます。待っている間が寒い!念のため先に乗船して奥の方に座った方が良いか後から乗船して入口近くに座った方が良いか聞いてみますが、どちらでも大丈夫ですよ。との回答でした。実際に乗ってみたらそれほど混雑していなかったので確かにどっちでも大丈夫だという感想です。
いよいよ乗船です。
さらば師崎港!伊良湖へ出発です!
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