「稲沢市は銀杏(イチョウ)の木が街中に植えられてて、秋になると銀杏の黄色で埋め尽くされるんだよ。」子供の頃に聞いて「嘘でしょ?どんなんだよ」って疑いながらも、行ってみたいなと思いました。しかし行く事も無いまま大人になって稲沢の銀杏のことなんてスッカリ忘れていました。それを、ふと何か大切な事でもあったかのように思い出しました。
何でだろう?喉にささった魚の骨が気になるように感じて、僕らは愛知県稲沢市の銀杏祭りに自転車で出掛ける事にしました。日帰り旅行です。憧れの記憶を胸に抱きつつ、黄色の情景は大人になってしまった今、見てどう感じるのでしょうか?「たかが銀杏だろ?感動するのかよっ!」と冷めた気持ちで自転車で走り出します。
2016年12月3日寒中走った記録です。
愛知県稲沢市祖父江町には樹齢100年超のイチョウが多数
祖父江の銀杏は何が良いんだ?
樹齢100年超のでかい銀杏が沢山あると聞いたぞ。
「そぶえイチョウ黄葉まつり」のメイン会場はどこ?
「祖父江ぎんなんパーク」周辺が 「そぶえイチョウ黄葉まつり」のメイン会場 となります。
天白川にて疑問:冬の早朝空気が澄んでいるのは何故か?
早朝、名古屋市天白川に輝く朝日を受けて走り出します。12月3日なので非常に寒いけれども空気が澄んで感じます。
冬の空気が澄んでいるって言うのは何でだ?夏と何が違うんだ?
冬は気温が低いから「飽和水蒸気量」の関係で湿度が低くなる。あと「放射冷却」で地表が冷えるから空気の対流活動が少なくなって空気中の塵が少なくなる。だから空気が澄んでいる。
「おかげ庵」でモーニング!:経営してるのは?
名古屋と言えばモーニング文化です。取り敢えずモーニングを経由して目的地へ向かいます。
おかげ庵のモーニングに行きたい!
何だ?おかげ庵って?
「コメダ珈琲」がやってる甘味喫茶で餅とか和食っぽい事もやっとる。
「堀川」北上:川沿いに走るのは正解か?
白鳥庭園の横「堀川」沿いを走って北上します。大抵川沿いに走ると走り易い道があるという経験則に沿って適当に走ります。「だいたいこっちの方っしょ!」という感覚です。
「堀川」を少し北上したら、次は延々と西に向かって「日光川」に突き当たったら川に沿って北上すれば目的地の「祖父江ぎんなんパーク」に到着するという「川」頼みの適当ルートで進みます。
「日光川」北上「 きときとの味ゑびす屋 」:おわらとは?
「日光川」に突き当たったので北上していたら津島市内で何やら美味しそうな店を発見したので昼食にしました。
何で津島市で「富山」押しなんだ?
店主が富山の人なんじゃないか?知らんけど。
料理は和風で美味しかったです。店内では「おわら風の盆」という富山で有名なお祭りのポスターまで貼られていて文化圏が違う気がしました。
「おわら風の盆」って何だ?知らんぞ。
俺は漫画「月影ベイベ」読んだで知っとるぞ。なんか富山では皆「おわら」という踊りを踊る事を強要されてて、上手に踊れるとカッコいい!ってなってモテる文化らしい。
何だそれ?嘘こけ!おわらをバカにしとるだろう?
「祖父江町体育館」着!
会場に到着!と思ったら「日光川」から「領内川」に分岐してる所で、間違えて 「領内川」 沿いに北上してました。「祖父江町体育館」に到着して気付きました。
「祖父江町体育館」 もサテライト会場になっていて、「祖父江ぎんなんパーク」に行く無料シャトルバスが走っていました。駐車場が満車になるための措置だと思います。自分らは自転車なのでちょいっと東に走れば「祖父江ぎんなんパーク」です。
ぎんなんは何故くさい?
会場に近づくにつれて人が歩いているのも増えてきました。すると何処か遠くで子供が叫んでいます。「くっちゃーい!」と大声で。ふと気付くと我々も「ぎんなんの強烈な香り」を感じました。
臭うな・・・
臭う。凄い臭うぞ!ぐうぅうぅええぇ!これ程とは!
「祐専寺(ゆうせんじ)」到着!:何がある?
気を取り直して走り出したら弟がパンクしました。そして、たまたま弟がパンクして修理をしていた目の前が「 祐専寺 」でした。境内には天然記念物の「イチョウ大樹」があり、山崎地区に植えられている品種の原木と言われています。樹齢250~300年と推定されています。
名鉄「山崎駅」周辺「祖父江ぎんなんパーク」着!
名鉄「山崎駅」周辺が最も賑わっていました。「祖父江ぎんなんパーク」に行かなくてもイチョウ並木がこの周辺に沢山あります。
でら立派なぎんなん売っとる!
料亭とかで出そうなヤツだな
名鉄尾西線の線路沿いにもイチョウ木が見られます。
赤色の「名鉄電車」と黄色の「イチョウの木」と一緒に撮るのが良いらしいぞ。写真家が撮影しとる。俺らも真似しよう!
ええね。
電車が来るのを待つのが面倒だな。
気が短いな。
イチョウの葉とロードバイクのコラボを撮る
ええね。俺もやる。
ちょっと散策すると樹齢100年超のイチョウ発見!でかい!これくらいのイチョウの木が沢山ありました。
イチョウの木の下にはネットが敷かれていてギンナンがネット上に落ちるのを収穫する手筈になっていました。なるほど賢い。
「そぶえイチョウ祭り」に大満足したので帰ります。
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