真夏にロードバイクでサイクリングをしていると日焼けしてしまいます。「日焼けして色が黒くなっても構わんよ。」という色黒の方は多いかもしれませんが、日焼けは軽い火傷と同じです。そのため体力的に消耗してしまいます。日焼け対策は体力消耗しないためにも重要な訳です。
日焼け=軽い火傷=体力的に消耗
ロードバイクの日焼け対策
最近のロードバイク用品は優秀な物が多く、地肌でいるよりも涼しくなるアームカバー、レッグカバーなどもあります。うまく使って快適な夏のサイクリングを楽しみましょう!
日焼け対策する方が涼しく走れる
夏場にアームカバーとかレッグカバー付けてると暑苦しいように見えるな。
実際は日光を反射するから涼しく感じるけどな。
あと、自転車用のは速乾性が高い素材を使ってるし、走行中は風を受けるから気化熱で冷却されることになる。
信号とかで止まると暑さをより感じる。あれは気化熱での冷却が減るからだな。
サングラスで目の日焼け対策
目の日焼け対策は最も重要です。目が紫外線の影響を受けると目から脳に情報が伝わりメラニン色素を作り出して日焼けします。また、紫外線が目の病気の原因となる場合もあるためサングラスで目を保護することがお勧めです。サングラスは「紫外線」だけでなく、「虫」「空中の浮遊物」「飛び石」「風からの乾燥」などから目を保護する役割もあるので、自転車乗りの方は必ず装着したい装備の1つです。
ロードバイク用のサングラスは顔にフィットするように湾曲した作りになっています。また、レンズが曇りずらく、目が風の影響を受けないように設計されています。そのため、自転車に使うサングラスはロードバイク用の物がお勧めです。
- サングラスは紫外線から目を保護してくれる
- サングラスは物理的にも目を保護してくれる
- サングラスは自転車用の物が使い易い
おすすめなロードバイク用のサングラスブランドとしましては「OAKLEY(オークリー)」「RUDY(ルーディー)」「SHIMANO(シマノ)「KABUTO(カブト)」「LIV(リブ)」「LAZER(レーザー)」「POC(ポック)」等が有名です。
自分はOAKLEY(オークリー)を使っています。眼鏡屋さんで度入りのレンズを作成してもらって5万円くらいしましたが、長期に渡って使えます。
紫外線が原因で起こる目の病気とましては「紫外線角膜炎」「白内障」「翼状片(よくじょうへん)」等があります。ロングライドの場合、使い切りの目薬を持って行って目をケアするのもお勧めです。
サングラスが無いのはキツいな。
俺ドライアイだから目が乾く。
飛び石とか飛んできて目に直撃したら最悪失明する。
ロードバイクは速度でるから必須だな。
サイクルキャップで頭の日焼け対策
頭皮も日焼けします。頭皮の日焼けが酷いと炎症をおこして抜け毛の原因になるので対策したいところです。髪の毛も紫外線を多く浴びるとツヤがなくなりパサつきます。切れげや枝毛の原因にもなります。
ヘルメットを着用すれば概ね直射日光をさけられるのですが、自転車用のヘルメットは風を通す穴が開いているのでそこから日焼けします。そのためサイクルキャップを着用するのが一般的です。汗がしたたり落ちて目に入るのも防げます。ツバがあるタイプだと日除けにもなります。速乾性素材のサイクルキャップがお勧めです。
頭皮を日焼けから保護する
汗が滴るのを防ぐ
サイクルキャップなんか要るか?
頭皮保護せんと紫外線で頭皮が痛んでハゲるぞ。
必須だな。
フェイスマスクで顔の日焼け対策
顔の日焼け対策は通常「日焼け止め」を使います。ただ、顔の日焼けは絶対に防ぎたいという方は「フェイスマスク」も使用します。
各種メーカーが商品を出していますがPEARL IZUMI(パールイズミ)のFA3 UVフェイスカバーサイクルウェア[ユニセックス]がお勧めです。
実際に使ってみると、耳に引っ掛ける紐が付いていて顔を圧迫しないでずり落ちも防止してくれます。息苦しさもありません。サイズも三段階で調節できるようになっています。
口と鼻の部分が分かれる構造になっていてフェイスマスクをしたまま水分補給が可能です。耳と首の前後もカバーしてくれます。
色は「ブラック」「グレー」「ターコイズブルー」「グレープ」があります。
私はサイクルジャージの色と合わせて「グレー」を購入したのですが、弟から「兄ちゃん、パンツ被ってるみたいだな。」と言われてショックを受けて「ブラック」を買いなおしました。
兄ちゃん、パンツ被ってるみたいだな。
ブ、ブラック買うし・・・
フェイスマスクは日焼け対策で女性サイクリストがよく使っています。ただし、男性も冬の寒い時期には顔面の寒さに耐えられず着用します。
フェイスマスクは黒色がおすすめ
パールイズミは冬用のフェイスマスクも商品を出していますが、東北地方や山岳地帯の様なよっぽどの寒さで無ければ「夏用フェイスマスク」でも十分暖かいです。呼吸するので適度な温度と湿度がマスク内で確保されるため布一枚でも暖かいのです。
厳寒な地域で無ければ「夏用フェイスマスク」でも十分暖かい
自分は冬用も購入しましたが、生地が厚くて結露するのと、冬用は耳に引っ掛けるタイプではなく鼻が抑えつけられるのが気に入らなかったです。冬でも夏用のフェイスマスクを使用しています。夏から1枚フェイスマスクを持っていれば夏は日焼け対策、冬は寒さ対策と便利に使えます。とにかくパールイズミの夏用フェイスマスクは使い勝手が良いです。
安いフェイスマスクもあるけど、お値段通りの性能だな。
パールイズミのマスクは使い勝手が良いけどオシャレでは無いな。色々探してみるのも良いかも知れん。
俺は日焼け止めだけで良いけどな。
俺、紫外線のせいか皮膚科に通う事になったから、それ以来マスク着用する事にした。
たしかに皮膚が弱い人はマスクあった方が良いかも知れんな。最近の紫外線は昔よりずっと強いらしいし。
手(腕)の日焼け対策3選
手の日焼け対策としましては大きく分けて3つの方法があります。「アームカバー」を使う方法と、「長袖のサイクルジャージ」を使う方法と、「長袖のアンダーシャツ」を使う方法です。
それぞれに、長所と短所があります。自分は全部持っていますが「長袖アンダーシャツ」を使う方法に落ち着きました。どの方法を使うにせよ、ロードバイク用あれば「UVカット素材」「速乾素材」であることが最低条件です。
以下で3つの方法を解説していきます。
- アームカバー
- 長袖のサイクルジャージ
- 長袖のアンダーシャツ
アームカバーで日焼け対策
アームカバーで手の日焼け止め対策をする場合、気になるデメリットは2点。「ずり落ちてくる」ということと「半袖ジャージとアームカバーの間に肌がみえる隙間ができるとカッコ悪い」ということです。
「半袖シャツ」と「アームカバー」のつなぎ目が見えるとカッコ悪い!
まじか。気付いとらんかった。
メリットは、何といっても「取り外し可能」という点です。カフェで休憩する場合などに取り外して涼むことができます。別途持ち運ぶ場合にも荷物が少なく済みます。
パールイズミの商品が口コミ・評判で評価が高く有名です。「コールドブラック」という素材を使用してウェア内の体温を4度~5度下げてくれます。速乾素材で汗も直ぐに乾きます。最近のパールイズミのアームカバーは「ラッセルテープ」の性能が良くて、ずり落ちにくくできているとの評判です。ただ、タイトに作られているのでサイズ選びが難しいとの声もあります。
SHIMANNO(シマノ)のも良いぞ。
たしかにシマノも良いな。シマノのアパレルはコスパがいい!
長袖のサイクルジャージで日焼け対策
薄手の長袖サイクルジャージを着用すれば日焼け対策万全です。長袖サイクルジャージ1着で済みます。ただ、アンダーシャツと比べて汗の吸収はやや劣ります。中にファイントラックのアンダーシャツなどを着ると良いでしょう。finetrack(ファイントラック)等のアンダーシャツを使えば、寒い時期に汗冷えすることもありません。1年中使えるインナーです。
薄手の長袖サイクルジャージは春先~秋口まではアウターとして使用して、寒い時期にはインナーとしても利用できるので、こちらもほぼ1年中活躍できるアイテムです。
薄手の長袖ジャージ1枚もっとると使い勝手が良いな。
真夏でも使えない事も無いけど、まぁ半袖ジャージのが良いけどな。
長袖のアンダーシャツで日焼け対策
例えば、PEARL IZUMI(パールイズミ)のアンダーウェア+UVアームカバー!
4度~5度ウェア内の温度を下げてくれると商品パッケージに記載あります。実際に着用していると真夏でも体感温度が違います。汗を良く吸い上げてくれて肌はいつもドライな状態を保てるので汗の不快感もありません。
脱ぐときに脱ぎ難いのですがタイトなサイズ設計になっているのでその点は許容範囲です。UVカットも完璧で袖部分は「UPF50+」です。実際使っていて、ほぼ日焼けしません。
真夏は「半袖サイクルジャージ」に「パールイズミのアンダーウェア」ばかり使うようになってしまいました。重ね着でオシャレです。機能面でも涼しくて汗の不快感も無く快適です。
色々試したけど、俺は半袖ジャージ+アンダーシャツスタイルがお気に入りだな。
重ね着だとオシャレに見えるな。
冬用の物もあるので必ずメッシュ素材になっている夏用を購入必要です。パールイズミ製品の他にも良い商品があるかも知れませんが、やっぱりパールイズミは信頼感あるメーカーです。ハズレの商品がほとんど無いです。
手(腕)の日焼け止め対策まとめ
長所 | 短所 | |
アームカバー | 取り外し可能 | ずり落ちてくる 締め付けられる |
長袖サイクルジャージ | 1枚で済む(ただしアンダーシャツ着用がおすすめ) ずり落ちてこない 締め付けられない | 汗でベタつく |
長袖アンダーシャツ | 汗でべた付かない ずり落ちてこない 締め付けられない | 2枚着ることになる |
指・手・手首の日焼け対策
サイクルグローブの夏用は指の部分がありません。指切りグローブです。指は日焼け止めを塗ってカバーするのが通常です。ただ夏でもフルフィンガーの夏用グローブがあります。
夏用のフルフィンガーグローブはUVカット仕様で通気性良く作られています。指の日焼けが気になる方にはお勧めです。手首までカバーしてくれる作りになっていて完璧です。晩秋のちょっと寒くなる時期まで使えそうです。男性用・女性用とがあります。
自分は「指切りグローブ」を使っています。注意すべきは手首までカバーしてくれる「指切りグローブ」でないと、手首に「日焼け止め」が必要です。自分はよく塗り忘れて手首だけ日焼けしています!
手首に手錠をのような日焼けができます。ちょっとアホっぽい日焼けになります。
レッグカバーで足の日焼け対策
「レッグカバーとか暑くない?」と思われるかと想像しますが、パールイズミのレッグカバーだと「コールドブラック」という素材を使用していて、直射日光を反射してくれるので体温上昇が4度~5度低くなります。紫外線もバッチリ防いでくれます。他のメーカーの安い素材だと暑い思いをする物もあります。
ちなみに、「アームカバー」も「レッグカバー」も通常「速乾性」の素材を使っているので、水で濡らしてから走ると、乾く時に気化熱を奪ってくれるので涼しいです。
アームカバーと同じくSHIMANO(シマノ)のもお勧め
確かにSHIMANO(シマノ)も良いな。パールイズミよりお値打ちだしな。
夏用 コールドシェイドタイツorビブタイツ
アームカバーと同じくずり落ちてくるのが嫌な人は、最初から足先まで日焼けをカバーしてくれる夏用のタイツがお勧めです。太陽光反射機能や速乾機能などがあって、立体裁断などの技術で異次元の着心地を提供してくれるパールイズミは品質に定評が有ります。他にもカペルミュールやRaphaもオシャレなメーカーもあるので比較してみる事をお勧めします。
ビブタイツのタイプだとお腹が圧迫されないので着ていて快適です。
ドライメッシュ靴下で足の蒸れ対策
自分は靴下のインナーに「ファイントラック スキンメッシュソックス5本指クルー」を使っています。「2枚も履いたら暑いんじゃないの?」と心配されるかと思いますが、足を常にドライに保ってくれて蒸れないので快適です。
1年中使えるアイテムです。高い商品なので穴でも開いたら縫ってでも使うか!?と思っていたのですが破れも無く半年以上使えています。(使用頻度は週一回ペースです。)
レッグカバーと短靴下の隙間も埋めてくれます。靴下も吸汗性の高い物を使うとより効果が上がります。
ファイントラックは登山家の方々がよく使うブランドだな。
俺が教えたんだけどな。
おう。ちなみに5本指で無いのもある。
日焼け止めとリップ
野外で長時間スポーツする場合には、やはりそれ用の日焼け止めを使用した方が良いです。汗をかくので水に強いタイプが良いです。特に顔は必須で、使用しないとサングラスとの境目で日焼け跡がクッキリと現れて面白い日焼けになります。
「SPF50以上」かつ「PA++++」かつ「スーパーウォータープルーフ(耐水性)」がお勧めです。もちろん肌に合う合わないの個人差があるので自分に合うかどうか試してみる必要があります。
ちなみにSPFとは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、紫外線B波を防ぐ力を数値で表示しています。紫外線によって日焼けしてしまう時間は個人差があって大体15分~20分と言われていますが、SPFはその時間をどれだけ遅らすことが出来るかを数値で表示しています。例えば日焼けするのに20分かかる人がSPF30を使った場合「20分×30=600分(10時間)」という計算になります。
また、PAとはプロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、紫外線A派を防ぐ力を表示しています。「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で強さを表示しています。
SPF=紫外線B波を防ぐ(真皮まで到達するB派:シミ・炎症防止)
PA=紫外線A波を防ぐ(表皮にダメージA波:シミ・たるみ防止)
自分は日焼け止めは口コミ・評価の高い「アネッサ パーフェクトUV アクアブースター」を使っていました。自転車用としては、持ち運びしやすい容量の小さい物がお勧めです。
ちなみに、唇はリップクリームを使います。真っ赤にハレたたらこ唇にならずに済みます。自分は肌荒れしにくいと評判の「カントリー&ストリーム UVリップクリームHM」を使っています。
SPF値についての補足
SPF値は1㎠あたり2mg塗った場合の値です。かなり厚塗りしないと数値通りの効果が得られ無い事になります。また、SPF20以上は効果にほとんど差が無く、メトキシケイ皮酸エチルヘキシルの分量が増える分だけ肌に悪影響だとの説もあります。
そのため、日焼け止めに頼るのは最小限にして、布など物理で出来る限り紫外線を遮る方法が有効です。また、肌への影響を考えると日焼け止めはSPF20程度の物を選ぶのも賢い選択です。
という事で、私は肌に優しい物に日焼け止めを変更しました。ただ、汗で流れるので何度か塗り直す必要があるのは難点です。
夏場に「半袖ジャージ」と「膝までのレーパン」で日焼け止め塗る方法は日焼け対策としては、弱い事になるのか?
日焼け止めは汗で流れるし1㎠あたり2mgも塗らないから、無いよりはマシ程度に思っておいた方が良いんだと。物理で紫外線予防するのが最強だな。
兄ちゃん意識高いな。
日焼けすると火傷と同じだから、体力の回復よりも日焼けの回復に体のエネルギーを使うことになる。良い事がないぞ。
やっぱり意識高い系だな。
日焼けしやすい時間帯とは?
「午前10時~午後3時の5時間の間に、1日の間に降り注ぐ紫外線量の50%が降り注ぐ」と言われています。逆に考えれば、日焼け対策としてこの時間帯を避けられれば受ける紫外線の量を大幅にダウンさせることができます。
10:00~15:00の時間帯で1日の紫外線量の50%が降り注ぐ
夏場は朝練だな。
それか夕方だな。
日焼けした場合のケア
日焼けしてしまった場合には、すぐにケアしておくと回復が早まります。
顔の日焼けには顔パック
パックと聞くと男性は「女子じゃないんだから、使わないよ。」とおっしゃるかも知れません。ただ、日焼けは火傷と同じなので冷やして「水分」と「栄養」を補給することが肝要です。そのため顔パックがお勧めです。アフターケアに騙されたと思って使ってみて下さい。
自分はロングライドした後に刺激の少ない「毛穴撫子 お米のマスク」を使用しています。
日焼けしたら「水分」と「栄養」を補給
日焼けに効く食べ物もある
何!それ食べなかんな。
火傷・日焼けにはアロエ
アロエがあれば、果肉を日焼けした箇所に塗ります。
ちなみに、アロエは使用前に煮沸消毒(75度で1分間程度)して減菌処理します。軽い日焼けであれば減菌処理まで必要ありませんが、日焼けがただれているような場合はアロエについている雑菌から感染症の危険がありますので減菌処理するという訳です。煮沸消毒が面倒な方には市販の「日焼け治療薬」もあります。
医薬部外品ではありませんがアロエの商品もありました。
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