自転車で「電車輪行」する際に最低限のマナーを知っておかないと迷惑行為を行ってしまう危険があります。電車輪行する際に他人に迷惑を掛けない「輪行のやり方」「マナー」をまとめておきます。これから電車輪行する方の参考になれば幸いです。
迷惑にならない電車輪行のやり方
知識が無いと知らず知らずのうちに他の方に迷惑行為をしてしまう危険があります。マナーの悪い自転車乗りが多いと、他の善良な自転車乗りも白い目で見られるようになります。引いては「輪行禁止」になる可能性も出てきます。周りに配慮出来るように、まずは知識を学習しましょう。
電車輪行の基本ルール
JRグループが出している下記「輪行ルール」が、他の鉄道会社でもほぼ周到されています。基本原則なので最低限徹底すべきルールです。
※上記の基本ルールは、JR東日本の旅客営業規則第308条「無料手回り品」にて定められた内容からまとめた物です。
※さらに万全を期すなら、乗車前に乗車する鉄道会社の輪行規則をネットで確認しておけば間違いありません。一部の私鉄で有料の場合もあります。
次に、基本原則を踏まえた上で、他にも注意すべき点を列挙して行きます。
自転車の解体・組み立ては邪魔にならない場所で
駅で自転車を解体・組み立てする事になるのですが、人通りの迷惑にならない場所を探して行う必要があります。部品などが転がり落ちそうな場所は避けた方が無難です。
輪行のための自転車分解・組み立ては動画で学習した方が分かり易いです。
改札口は空くまで待って
自転車を輪行袋で担いで改札口を通ろうとすると割と通り難いです。モタモタすると後ろの人に迷惑なので、出来れば人が減るのを待ってから通りたい所です。
切符やICカードは事前に準備して、改札に自転車をぶつけないよう注意してゆっくりと通過しましょう。
階段は避けてエレベーターを使用するのが安心安全
自転車を担いで階段を昇り降りすると、階段を踏み外したり、自転車を階段にぶつけたりするリスクがあります。エレベーターでの移動が安心です。
できれば人が使用していない隙を狙って使用する方が迷惑になりません。
電車内は先頭車両 or 最後尾車両がおすすめ
電車は先頭車両か最後尾車両の空きスペースが広い箇所がお勧めです。車椅子の人などいればお譲りしましょう。
座席は有料座席指定で最後列がおすすめ
有料座席指定券を購入できれば購入した方が他の乗客にも影響が少なく、快適・安全性が高まります。座席後方にスペースがある「最後列」の座席がお勧めです。事前予約制の場合は事前に予約しておきます。
電車内では可能であれば自転車をベルトなどで固定して倒れないようにします。座席指定席でない場合は自転車の近くに立つのは基本です。自転車が倒れたりした場合に、すぐ近くにいないと支えられないからです。
降車駅が近づいてきたら降りる準備をしておくと慌てずに済みます。
輪行袋不要のサイクルトレインとは?
一部の私鉄では輪行袋不要で自転車をそのまま列車に載せる事ができる「サイクルトレイン」というサービスがあります。自転車を解体・組み立てする手間が無いのでストレスフリーで快適です。
豊橋鉄道のサイクルトレインに乗って知多半島と渥美半島を一周した過去記事も良ければどうぞ!
輪行袋を選ぶなら下記記事もどうぞ!自分は最初買った輪行袋は知識が無かったせいで大失敗して無駄にしてしまいました。 失敗の無い輪行袋選びの参考になれば幸いです。
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