アワイチ1日目。淡路島南側の山岳コースに突入して坂道をひたすら登っていました。そして、ふと何が楽しくて自転車でアワイチしてるか考えだして止まらなくなり、ついに1つの答に辿り着きました。「しんどい思いして走って何が楽しいんですか?」そう聞いてきた新人社員への回答です。ではアワイチ「1-4初心者死亡編」の続きどうぞ!
自転車が楽しい理由
なぜ自転車は楽しいのか?私の答は「リアル(現実)」だからです。自転車はこの「バーチャル(仮想)」に溢れた世界の中で限りなく「リアル」だから楽しい。という仮説に辿り着きました。
旅行会社が宣伝した観光地の写真を見て公共交通機関や車でそこまで行って、写真の場所を確認して帰ってくる「観光」も悪くは無いし、それはそれで楽しいです。しかし、どこかしら「バーチャル」に近いとは思いませんか?
観光場所に至るまでの道のりや、地域の街並みや景色。地元の人の使っている店。あるいは鳥のさえずり、波の音。花の香りや、木々の木漏れ日、思いもよらない断崖絶壁、絶望するほどの上り坂。自転車で移動していると様々な「リアル」に出会う訳であります。
苦しい思いして坂を上っていると「これが現実世界に生きてるってことだろ」と実感できる訳です。これが自転車が楽しい理由というのが私の回答ですが、いかがでしょうか?
しんどいの嫌だから、ずっとバーチャルでいいよ。
という方もいそうですね!
まぁ、息を切らして自転車に乗ってたら「セロトニン」とか「β-エンドルフィン」とか脳内麻薬が出まくって楽しくなってるんじゃないのか?という話もあります。この回答だともう、楽しいに決まっていますね。なにせ脳内麻薬ですから、もはや中毒です。
自転車中毒にご注意を!
76号線いよいよ平坦
さて淡路島南東部、県道76号線の登りもようやく終わって下ります。これから、しばらくは「友ケ島水道」を左手に平坦な道を暫く道なりに走るコースになります。
私「もう、坂も終わりっぽいな。」
弟「おう。地図見ると終わりだな。平坦だ。」
私「ここから下の道路が見下ろせる。写真撮ったるで先に走ってあの辺まで行ってみ。」
弟「おう。」
という事で撮ったのが上の写真なのですが、小さすぎて何処に写っているのかよく分からない写真になってしまいました。何処に写っているか分かります?
アワイチ南側76号線の動画(沼島が見える)
13秒の短い動画ですが、スマホで撮影してみました。雰囲気が伝われば幸いです。海の先には「沼島」が見えます。波の音と絶景の中走る76号線は最高です!
淡路島モンキーセンター
という事で、平坦の道を快速特急!で飛ばしていこうぜ!とテンション上げてペダリングするのですが・・・
風が強くて進みません!弟と協調して走りますが速度25km~30kmくらいしか出せません。
それもそのはず。あとで宿に着いてから調べてみたら、この日「強風注意報」が出ていました。海沿いの道で風を遮る物が何も無いのでモロに風の影響を受けます。
そしてようやく、淡路島モンキーセンターに到着です。ここには「ちゃりこ」という食事処があります。アワイチするのにあたって、淡路島南側で数少ない貴重な食事処になるかと思います。「地たこの天ぷら」や「たこカレー」が有名ですが、今回私達は既に昼食を「丸福」で食べているので写真だけ撮って先に進みます。
そして、写真を撮ろうと淡路島モンキーセンターに立ち寄ると、先に1人のおっさんが写真を撮ってもらっていました。車から降りてきた女の方に写真を撮ってもらって何かお礼を言って走り去って行きました。
私「ええな、俺らも2人で映ってる所を撮ってもらいたいな。」
弟「そうだな。」
私「そういえば、俺、三脚買って持ってきてるわ。」
弟「持っとるのか。」
私「おう。でもまぁ、天気も良く無いしいいや。」
弟「そうだな。先を急ぐか。」
私「さっきから、パラパラ雨降ってるしな。」
弟「おう、小雨だで大丈夫だろう。」
私「おう、進むしか無いしな。」
弟「止まっとると寒いで行くか。」
私「おう、行こう。」
止まっていると強風が体温を奪っていきます。体が冷え始めてきたので急いで淡路島モンキーセンターを走り去り、写真を撮ってもらっていたオッサンの後を追います。
そして、しばらく走ると前方に何やら渋滞が!
私「何だあれ?たくさん車とかバイクが止まっとる。」
弟「おう。なんだ?」
私「事故じゃないだろうな・・・」
弟「まじか・・・」
つづく
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