愛知県新城市作手高松にミツマタの群生地があると知って、弟と2人で探す自転車旅に出かけました。そして、走り出して間もなく雨に降られてしまいました。次第に体温を奪われていく中で、私は昔読んだ本のことを思い出していました。前回【極寒】編の続きです、どうぞ!
極限状態で生死を分けた物とは?
ドイツアウシュビッツ収容所での極限状態の中で生死を分けた違いは何だったのか?私の記憶で書いていますので文脈などは違うと思いますが以下のような内容でした。
男A)「もう、とても耐えられない。自殺しようと思うんだ。」
男B)「そうか、それも仕方ないだろう。」
男A)「いや、やっぱり死ねないよ。」
男B)「何故だい?」
男A)「私が死ねば、妻が悲しむ。」
そうして、この男Aとその妻は戦争が終結して解放され無事に生きて収容所を出たとの話でした。
生きる理由がある人が生き残った。
ということです。
嘘か本当か、定年退職してやる事が何も無くなった人は18か月で死ぬという話もあります。
つまり「意思の力」が重要だということ。
「気合いだ!」「気合いだ!」「気合いだ!」
新城山中で桜も咲いていた
そんな事考えてしばらく走っていると、急に晴れてきました!
桜だ!
途中、見事な桜も咲いていました!
私)「おい、ええな。桜めちゃ咲いとる。」
弟)「おう。写真撮ってこう。」
私)「ええね。」
そして再出発!山道を走り続けます。花粉症の人にはキツそうです。
また弟に離されます。
435号線「通行止め」倒木のため
暫く走っていくと、弟が呆然と立ち尽くしていました。
私)「追いついた。」
弟)「おう。倒木のため通行止めだと。どうする?諦めて帰るか?」
私)「迂回ルートは?」
弟)「迂回しようとしたら滅茶遠回りになる。」
私)「・・・・」
弟)「・・・・・」
通行止めの場所は上記になります。目的地のミツマタの群生地まで、もう少しの場所です。
全体の予定ルート図です。さて、どうしたものか・・・
コメント