外れない!固着したボトムブラケット(BB)の外し方

自転車高速走行

ボトムブラケット(BB)を交換しようとしたら外れなくて困りました。固着してしまった「ボトムブラケットの外し方」をまとめておきます。結論としましては「ラスペネ」と「テコの原理」を使うという事になります。

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ボトムブラケットが固着して外れない!

ボトムブラケット(BB)を外す段階でビクともしなくて困りました。

外す方向を確認する

ボトムブラケットを外す方向

間違った方向に回していると締まる一方です。まず、どちらに回転させれば外せるか?自分のボトムブラケットの規格を再確認しておく事をお勧めします。

どちらに回せば外せるか?
  • JBSA/JIS:シェル幅68mm:左=正ネジ(左に回す)、右=逆ネジ(右に回す)
  • イタリアン:シェル幅70mm:左右ともに正ネジ

ラスペネを吹きかけ時間をおく

固着したボトムブラケットにラスペネ
今回もラスペネに頼る
ボトムブラケットにラスペネを吹き付ける場所
ネジ山部分に浸透させたいので外周部分にラスペネを吹付必要

固着時の対応策として定評があるのが「ラスペネ」です。自分も過去にも「ペダルの固着」や「スプロケットの固着」で外せなくて困った時に使ってきました。

自転車を横に倒してラスペネを吹き掛けて時間を置き浸透するのを待ちます。ただ今回はグリスアップしてある箇所なので浸透効果が薄い可能性があります。何度かに分けて吹き付けて時間をおく事を繰り返します。

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ゴムハンマーでこまめに振動を与える

ボトムブラケットをハンマーで叩く

ゴムハンマーでコツコツ叩いて振動を与えて、またラスペネを吹き付けて待つ。を繰り返しましす。振動を与える事でネジ部分が少しづつ緩み、そこにラスペネが浸透する事を期待します。

左右のクランク軸両方でゴムハンマーコツコツを行う

左側から外そうと左側だけゴムハンマーコツコツとラスペネを行っていたのですが、右側と左側交互に行います。

ボトムブラケット外しの専用工具を使う

どうしても外れなければ、より「テコの原理」が効くボトムブラケット外しの専用工具を買います。

トルクレンチで代用する

トルクレンチでボトムブラケットを外す
トルクレンチは外す工具では無いので本当は良くないけど代用品として使用!

自分は今回のボトムブラケット交換のために「自転車工具セット」を買っていたので、「ボトムブラケット外し専用工具」をまた買うのはちょっと気が引けるな。と思っていた所、弟に借りていた「トルクレンチ」がある事を思い出しました。使ってみたら簡単に外せました。

弟からかりたトルクレンチ:エマーソンEM-29:自動車のタイヤ交換用に買った物を転用

「トルクレンチ」はボトムブラケットを締め付けトルクを確認する際に必要な工具だし、「自転車工具セット」にも含まれていない工具なので借りてきていた訳です。

ちなみに今回使ったエマーソンEM-29は「自動車」のタイヤ交換用に買った工具なので自転車用品ではありません。また本来は締め付けるトルクを調整する工具なので正しい使い方ではありません。人に勧められる使い方ではありませんが、転用して使い回しました。

結論
  • テコの原理最強

外せたボトムブラケットを見ても錆びなど発生していなかったのですが、それでも硬かったです。

自転車専門店に依頼する

どうしてもボトムブラケットを外せない場合、最終的には自転車専門店に泣きつくしか無くなります。サイクルベースあさひのHPに料金表がありました。まあまあお値段します。価格変更も有り得ますので最新情報は公式サイトでのご確認お願い致します。

引用:サイクルベースあさひHP

つづく

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