ロードバイクに乗っていると「ロードバイクって時速何kmで走れるの?」と聞かれることがあります。実際ロードバイクでどれくらいの速度で走れるのでしょうか?初心者の限界速度は何kmくらいでしょうか?
ロードバイクって時速何kmで走れるの?
世界最高峰の自転車レースツールドフランスに出場する選手レベルであれば平均時速40km程度で普通に走るようです。ゴール近くなれば時速60km~70km程度は出しているとのことで、もはや自動車です。ツールドフランスレベルでなくても、プロのロードレーサーなら時速35km~40kmくらいで1日中走っていられるくらいの実力があるそうです。
残念ながら、本当の事を伝えましょう、
彼らは人間ではありません。
ロードバイク初心者は平均時速何kmくらいで走れる?
プロは凄すぎて参考になりません。では、初心者がロードバイクに乗ったらどれくらいスピードを出せるのか?一般的な初心者であれば平均時速25km程度が限界です。おそらく時速30kmで走ったら10分ともたないでしょう。
自分も会社の人たちと自転車ツーリングに何度か出掛けたことがあるのですが、普段トレーニングをしていない人は25kmを超えるとほとんどついてこれなくなります。何を隠そう、自分も初心者の時は25kmくらいがついていける限界速度でした。
ロードバイクのレベル別平均速度(おおよそ)
レベル | 平均速度(おおよそ) |
初心者 | 15km~25km |
中級者 | 25km~30km |
上級者 | 30km~40km |
プロ | 40km~50km |
ツールドフランス級 | 40km~60km |
ざっくりと、レベル別で平均時速はこれくらいじゃないかな?という表を作ってみました。中級車と上級者の境目の時速30kmの壁が大きいという話をよく聞きます。
なぜ時速30kmに壁があるのか?
自転車で走る際に最も抵抗となるのは何でしょうか?答えは「空気」です。自転車は空気抵抗との闘いです。速度が上がると空気抵抗も急激に増えていきます。特に時速25kmから30kmへ速度が上がる時に、空気抵抗の割合が急激に上昇するために平均時速30kmを維持することが難しいのです。時速30kmを維持できないのは、時速25km~30kmになると空気の壁が出現するからなのです。
時速30kmになると走行時の抵抗の内、空気抵抗が80%程度になる。時速20kmの時は60%程度。
まじか。じゃあ、自転車を軽量化とかしてもあんまり効果ないんじゃないか?
残りの20%部分に効果がある。
あとは男のロマンだな。
まぁ、楽しいしな。
初心者が一瞬で平均速度を上げる方法
まずは、下の写真を見て下さい。初心者であった頃の私が会社の先輩に琵琶湖一周(ビワイチ)について行って半死になっている写真です。何故こんな事になってしまったのか写真から推理可能でしょうか?
トレーニング不足であることは当然として、ウェアが駄目です。全然だめです。11月初旬に走ったので寒くないようにと、ユ〇クロで買ったウィンドブレーカーのパンツを履いているのが最悪です。確かに風を通さなければ暖かいのですが、ダボダボで風を受けるとバタつき空気抵抗が大きすぎます。上半身はパールイズミのウィンドブレーカーなので幾分はマシですが、それでもサイクルジャージと比べたら空気抵抗は大きいです。
つまり、ただでさえ、体力レベルが上の先輩たちと走るのに、空気抵抗による消費エネルギーが大きくなるウェアで琵琶湖一周に挑んでいたのです。自殺行為です。ついて行ける訳がありません。
後ろにつかせてもらって風除けにさせてもらいますが、体力切れでついていけません。先輩方はサイクルジャージにレーパンかウィンドブレーカーにレーパンです。さすがです。
離されて行きます。ひぃぃぃー!
ということで、初心者が一瞬で平均速度を上げてロングライドでも疲労を減らせる最も簡単な方法は、ウェアをロードバイク用に更新するということです。空気抵抗が一気に減ります。既にロードバイク用のウェアを着用されている方は次の記事へ!
では、次の記事で「どうしたら時速30kmを維持できるか?」について考えてみたいと思います。
コメント
彼らは人間ではありませんww
凄すぎますよね!
中級者の者が車になってますよ
ご指摘ありがとうございます。訂正させて頂きました。